スコラーリらしくないとは思ったが、ポルトガルはその好調さゆえにBチームを送り出してきました。
もちろん彼らはその存在をアピールする場と捉え、全力でプレーしたのですが、その分バランスが前がかりになってしまっていたもの確か。
結局ツベルビューラーとフォンランテンを入れたにとどまったスイスが総合力に勝ったといえるだろう。ましてその二人が活躍してしまっては、ポルトガルは控え選手たちは輝きを見せはしたものの順当な結果。
一番怖いのは、これでポルトガルのバランスがおかしくなってしまうこと。スコラーリほどの監督ならばそんなミスは犯さないとは思いますが。
スイスのクーン監督はこの試合で勇退。お疲れさまでした。フォーマルながらよいフットボールでした。
先日ドイツ国民の悪夢の日、という言葉を使ってしまいましたが、そんなのは甘かった。
これこそまさに悪夢だったでしょう。チェコ国民が昨晩見た試合のことです。
近代フットボールの称号ふさわしい、美しいブリュックナーのチェコチームは、今まさに世代交代を迎え成長段階にあると言えます。それ故に問題もいくつかは抱えているのですが(前述の通り)それでも落ち着いてコントロールされたこのチームは前半〜後半30分までを完全に掌握していました。
しかしそれが1点でガラッと変わってしまった。ここはおおらかで明るいトルコ人の国民性か、名手チェフの信じられない(雨のせいでしょうが)ミスもあり一気呵成に3点を重ねての勝利。
観ていて目が点になりましたが、これもまたフットボール。今日は素直にトルコを讃えましょう。
チェコは敗れはしましたが世代交代は上手くいっているようですね。当分は強国でありつづけるでしょう。
勇退するブリュックナーの緻密で美しいフットボールを、もう少し観たかったのですが…。
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