2010/10/09

【スカムポットの法則】評価について

「頑張る」かどうかはその人の心構え次第ですが、
「頑張っている」かどうかは、基本的には他者が評価すべき要素です。
その内容が他者から見えない、また自分でその目的と手段とを明確にできないものは、
「頑張っている」という評価にはつながりません。
往々にしてそういう場合は、迷走しているか、
あるいはただ翻弄されているかのどちらかに過ぎないものです。

2010/10/05

さらば北の大地(3日目小樽札幌帰京編)

7:30時起床。残念ながら三日目は少し曇り気味。しかし二日酔いはなく爽快。
連れ合いはまだ寝てるのでひとっ風呂浴びに行く。朝湯が大好きでー♪
ホカホカになったところで朝食。
ホテルの朝食バイキングってどうしてこんなに楽しいのでしょう。
ご飯を二杯よそってひとつは肉そぼろ、そしてもうひとつはイクラを米が見えなくなるほど叩き込む。食べる。満腹。コーヒーがうまい。
カップにヒビが入ってたが、戻しに行くとホテルの人が「お怪我などありませんでしたか」と当然とはいえ優しい対応。大丈夫です美味しく飲みました。
そうしてチェックイン。少し予定を変更して小樽散策に時間を割く。
小樽は古い建物が多く、しかしそれらを活用しているところがよい。
こんな昔の商家も今はお茶どころに
小樽運河近くを南小樽方面にテロテロ歩いて北一ホールへ
ステキな空間でコーヒーとアイス食う
のんびり小樽を散歩して駅へ。サッポロ行きの快速エアポートで札幌へ。
ここで問題。ここまでだらしなくお金を使ってしまいスッカラカンに。
どえらいこと怒られながら移動。ごめんなさい反省しますペコペコ。
札幌に着いたら一駅移動して桑園(そうえん)駅へ。ここには札幌競馬場がある。
おおー初の札幌競馬場
まあまあの広さですね。スタンド前が芝生になっててシートを引いたりチェアを置いて観戦してる人がいる。天気がよかったら最高ですねぇ。
多くのローカル競馬場のように、ここも自動発馬券機は少ない。
パドックに行ってみよう。土曜でメインも特別戦なので人はそれほど多くない。
メインのサロマ湖特別を買ってみましょう。
ここは昇り調子の3歳馬と実績ある古馬の対決。観た感じ古馬の調子が悪くない。素直に買ってみましょう…結果は3歳馬のワンツー。しくしく。相馬眼がない…。というか実績古馬があまりにも押し切りに行き過ぎて4コーナーでまくられる結果。カミソリ伸二のカミソリはどこいった。プンプン。
気を取り直して最終レース十勝岳特別。パドックを観にいく。
人気は分かれてますね。芝1800mなので悪いけど道営馬ははずすとして…大外枠の3歳馬が気合が入っていてよい感じ。ここを軸に三連複数点。
1800はスタートが目の前で嬉しい
さあスタート…きゃー!大外枠12番がゲートで立ち上がったところでゲートが開く。気合乗りが裏目に…。最後方からの追走で結局道営馬二頭を交わすだけで12頭中10着。しくしくしくしく。肩を落として札幌競馬場を後にしたのでした。
落ち込んでいたのか周りの人の流れにつられて道を間違える。とほほほ。
何とかたどり着いたバス乗り場から無料バスで桑園駅まで、桑園から札幌に戻る。
サッポロビール園行きのバスに。
サッポロビール園でジンギスカンを食べるのは観光客だけだ、という地元の方の批判を聞いたことがありますが、私は観光客。味も大事だけど雰囲気もやはり大事だと思うのは、観光客ならではなのではないでしょうか。
というわけで生ビールとジンギスカンを頼む。
じゃーん
早く焼けろ
ほほー生ラムは上の写真のように野菜を蒸し焼きにするのではなく、直接鍋に乗せた方がよいのですか。ふむ知りませんでした。うまいムシャ。ビールとラムってあうなぁムシャ。
ここまで魚介類中心の食生活でしたので肉もまたよし。これでカロリーは低目というのですからありがたいことです。ビールで補いますけどねグビ。
すっかり満腹になって外に出ると、ビール園はライトアップされている。
きれいだわねー
バス停近くにはサッポロビール博物館があり、その前には開業時のものが復元された
こんな樽がある
「麦とホップを製すればビイルとゆう酒になる」と書いてある。なむなむ。
開業時はこんな感じだったらしい

バスで札幌駅に戻ったらいよいよ3日間の北海道(道南~中央部)の旅も終わり。
快速エアポートに乗ったら一路新千歳空港へ。
あわわ時間が遅いせいかどんどんお土産屋さんが閉まっていく。あわててお土産を買いあとは飛行機乗って羽田空港へ。あっという間に東京。
終わってしまうとさびしいものですが、北海道はほんとに広い。
今度は道東、道北も攻めてみたい。あと帯広でばんえい競馬を見たい。
実は暖かいところにも行きたいのだけど。

後日談だが撮った写真を見てたら「食べ物と景色の写真しかないね」と。
旅行で飯と景色以外撮るものなんてないはずじゃ。そうじゃそうじゃ。
よく食べてよく飲みました。
ああ次の休みはいつになることやら…あ、そうだ朝霧JAMに行くんだった。
冬はどこに行こうかしら。

(完)

少し気が抜けた


引用:妖怪博士の朝食 / 水木しげる

2010/10/01

北の大地で蠢く(2日目小樽編)

15:30時間通り小樽に到着。ここでのんびりした列車の旅も終了。
さよなら函館本線
小樽に着くとホームでは裕次郎さんがお出迎え。
渋いぜ裕次郎
さっそく駅前のホテルにチェックインしたら荷物を置いて出発。
祝津はおたる水族館行きのバスに乗る。目的地はおたる水族館ではない。
サンセットがやたら美しいと噂の祝津パノラマ展望台に行くのだ。
小樽の町から海岸線をすいたバスに揺られて25分。おたる水族館前に到着…と、人がいない。今日は金曜日。平日。それにしても人がいない。人っ子一人いない。
水族館はシャッターが閉まってる。隣にあるミニ遊園地のようなものも動いている形跡もない。人もいない。その上「祝津パノラマ展望台はあちら」というような標識もない。

何もない。

怖い。こうなるとひたすら怖い。
日は暮れ始めているというのに聞こえるのはカラスの声だけ。
しかしガイドブックの「おたる水族館横の坂を徒歩5分」という記述を信じて坂を登りはじめる。
登りはじめてはみたものの、どう見ても5分登ったところには何もない。
しかしここまで来て引き返すわけにはいかない。ホテルらしきものが見えるのでとりあえずそこまで…ひーひー坂がきつい…予想しない坂道徒歩に心が折れそうになる…本当にこの先に展望台なんてあるのか…なんなんだ…。
…と、カーブを曲がって泣きが入ってきたその時、石碑のようなものが見えた。ちょっと小走りになる。するとそこには展望台というかパッと開けた場所があり、看板を見ると
「祝津パノラマ展望台」
着きましたか。ありましたか。展望台という名前は言いすぎかもしれませんが、しかし

美しい景色。空。
有名な「鰊御殿(にしんごてん)」も見えます
ちょうど日が沈んできてどうにもこうにも。確かにパノラマ。
片方では日が沈み
片方では月がのぼってくる
一時はどうなるかと思いましたが、本当に来てよかった。本当に来てよかった。

しばしの間、空と海を眺めていたでしょうか。9月とはいえ北海道の夜は本当に寒い。しかも風。さぶい。地元の女の子二人が車でやってきて「寒いー」と言っていたので、やはり寒いのですね。ぶるる。

目の保養はできました。目と心はもう一杯です。
しかし腹がへりました。腹はペコペコです。
さあ、食事だ。
と、坂をテコテコと下ると、またビックリ。真っ暗じゃないですか。どこがバス停だったっけ。あわわあわわ。てかこれバスまだあるのか…やばいか…と暗闇の中(私はトリメです)バス停に着くと、なんと5分後に最終バス。ちゃんと調べておかないとダメですね。ラッキーとしか言いようがない。
なんとか終バスに乗れて小樽にもどる。
ちょろっとライトアップされた小樽運河を眺める。人力車の兄ちゃんが気さくに客引き。ありがとう、でも私は腹が減っているんだ。
さあ、食事だ。
小樽で食事。小樽といったら寿司だろうが。寿司しかなかろうが。
調べておいた寿司屋に行ってみる…と、店内はすごい待ち人たち。私たちは入れない。
入り口のへんでオロオロしてると、さらに後ろにご夫婦が来て「並んでますか?」とのこと。なるほどもしかして人気店ですね。

しかし物申す。これだけ並んでるんだから、一声掛けるのが客商売というものじゃないのかしら。店員たちは当然のように無視してる。「並んでろ、いつか食えるよ」とばかりに(イメージ)
というわけで私はこの店はイヤだなと思う。あえて店名は伏せますが、人気店なのだから美味しいのだろうけど、入り口のところでまごまごしてたら声を掛けてくれるお店が好きです。マゴマゴ。マゴマゴ。
ヨロヨロと店を離れ、第二希望のお店に電話してみる。すると「大丈夫ですよー」とのお返事。よかったよかった。「あの店のぶどうはすっぱいに違いない!」とキツネのように叫びながらモリモリと次の店まで歩くのでした。

おたる栄六」さんに到着。
すみません席とっておいてくれたのですねありがとうございますー。
さっそく座って瓶ビールを注文。もうすっかりサッポロクラシックがデフォルトに。
いろいろありますが、蛸の桜煮を連れ合いが注文。ほほういいチョイスだね。
お腹がすいてたのでもういきなり寿司を注文。
「地魚三昧」というおまかせ握りがあったのでそれを頼んでみる。
じゃーん
おおお15カンですか。15カンでこの価格は安い
食べる食べる。ンマーイ。はてしなくうまい。えーい日本酒いったれ。あっこちらにも国稀があるじゃないですか。地に入っては地酒を飲め。国稀ください。ぐびー。
飲むし食べる。ウニの殻焼きなんていいですね。
じゃじゃーん

ンマーイ。酒すすむー。
寿司15カンとタコとウニですっかり腹ははちきれそうだ。ごちそうさまでした。

フラフラと店を出ると、予定では屋台村に行ってみるつもりだったのですが…行ってみたのですが…ふむ。混んでる店とガラガラの店しかない。混んでる店は常連さんたち(推測)で入れそうにないし、すいてる店はちょと怖い。うーむ。
もうひとつの屋台村にも行ってみるが、ここは営業してない店まである。なんかちょと怖い。
それじゃーさっき小樽運河を歩いてみたときに見た小樽ビールの「小樽倉庫 No.1」に行ってみましょうか。
モヘモヘ歩いてお店に入る。おおービヤホールー。
さっそく小樽ビールのピルスナーとテリーヌを頼んでみる。
こんなんきたー
ンマイ。香りと甘みのあるすっきりビール。いかにも賞味期限の短そうなうまい生ビールでした。スキ。
しかし実はこのあたりですでにベロン。不確かな足取りでノコノコとホテルに戻り、今日も温泉につかる。ああ至福。フルーツ牛乳飲んだらいつの間にか寝てましたとさ。おやすみなさい。

(3日目小樽札幌帰京編につづく)

呪われしビルのラーメン

北海道旅行記を記述中ですが、ちょっと休憩。
私が荻窪に住み始めてから、四回店舗が変わったラーメン店があります。
「ラーメン百三歩」東京風の醤油豚骨背油ラーメン
「(名前忘れた)」広島風つけ麺専門店
「(名前忘れた)」荻窪ラーメン風煮干醤油中華そば
「呉冷麺大和 上荻店」広島風つけ麺+広島豚骨ラーメン
もしかしてもうひとつくらいあったかも?
最初の百三歩は比較的長くやっていましたが、その後の店舗は出しては閉店出しては閉店の繰り返し(経営者の皆さま失礼)
だから私はその場所が呪われているのだと思いつつ、しかし店舗が新しく出るたびに
最低一度は食べに行くようにしてました。百三歩と大和はまあまあ。あとはまあそこそこに。
先月そんな(失礼)場所にまたまたラーメン屋がオープンしたようで、本日改めて来訪。
今度は一昨年あたりから乱立をはじめた二郎インスパイア系。
とはいえ母体は吉祥寺の「武蔵家」さんだそうで、今度こそは長くやってくれますでしょうか。
期待してます。

さて味はというと、かえし(醤油)のきいた乳化した豚骨スープにニンニクと背油+茹でキャベツとモヤシという二郎系のものに、幅広の極太麺のラーメン。一味唐辛子がデフォルト。
三田二郎や目黒二郎よりはあっさり、荻二郎よりはすこしこってりという感じでしょうか。
豚はパサパサなものではなく少しジューシー目。こちらのほうが私は好きかな。
つい二郎と比較してみたくなりますが、結局私は二郎を100%好きなわけではないので、これくらいのものがちょうどいい気もします。ジロリアン(悪い意味での)は批判したがりそうですが、別にどうでもいいので荻二郎より近いこちらを食べるような気がします。

あと武蔵家系列のせいか、普通の麺と具のラーメン(たぶん家系よりの醤油豚骨背油)もあるようで、今度試してみたい。
ちょっと値段が二郎系にしては高いようですが。まあ通し営業してる点など、私のように不規則な仕事の人間には助かります。
店の名前は「四麺燈(しめんどう)」
食べログは http://r.tabelog.com/tokyo/A1319/A131906/13114914/
長続きして欲しいものです。
ラーメン屋さんは一定期間営業してくれないと、味が安定しないので…。