2013/09/14

【スカムポットの法則】二つの扉

二つの扉があったとします。

右の扉から入るのか、左の扉から入るのか、
扉の前まで行ってから考えてしまうのであれば、
いたずらに時間を無駄にするものです。

いつでもどちらの扉に入るか決めておきさえすれば、
もし直前に入る扉を変えたくなったとしても、
時間をかけずに選びなおすことができます。

2013/09/04

七島の神々が集う島へ再訪

十数年ぶりでしょうか。伊豆七島は神津島に行くことにしました。
神々の集う島神津島は今回どんなでしょう。
東京駅の駅地下で酒の肴を買い込んだら毎度おなじみ竹芝ターミナルへゴー。
なんか納涼船の日だったようでかわいい浴衣の女子たちと、
それを取り巻く人間の芯からバカそうな、もし彼らの親だったら
彼らを撲殺してそのまま自分の首の動脈掻き切ってしまうであろう
若いオスたちとすれちがう。酒買お酒。
23:00出航。
寝る場所確認して荷物置いたらベンチ出て夜景見ながら飲む。
このへんはいつも通りで不変。変わらない喜びよ。
腹も満たされて酒に酔ったら船酔いする前に寝る。

5:00頃 起床。朝日を浴びて体内時計リセット。
5:30頃 伊豆大島通過。大島はすっぽりと黒い雲に包まれている。
今は雨かな。でもその上には神々しい空が。

6:30頃 利島通過。椿以外何もない島ですが、一度は来てみたい。
シルエットが可愛いので好きな島だ。

この辺で連れ合いを起こして食堂があいてる内に朝コーヒー。
アイスコーヒーがジョッキで出てきた。たっぷりだ。目が覚めすぎる。

連れ合いは再就寝。船酔いしたかな。
自分だけ身体が丈夫で申し訳ない気持ち。
7:30頃 新島通過。かつては北日本の若い性を一手に引き受けていた
この島も、今は中年や女子やサーファーがのんびり楽しむ平和な島に。

8:00頃 式根島通過。ここも10年ほど前に来ました。
徒歩で一周出来るほどの小さい島ですが、
若者たちが大量のBBQセット持って上陸していった。キャンプかしら。

式根島を過ぎて小一時間もしたら、
9:00頃 無事神津島に到着しました。前日まで台風で波がまだ高く、
多幸湾の三浦漁港サイドに到着。やあ久々だね。
すごい天気がよい。 というか暑い。スカムポットは溶けはじめた。
多幸湾には湧き水があるのだけど、宿の車も来てることですし今回はパス。

宿に着いたら手続きだけしてレンタカー屋へ。
前回来た時は20代。
実はその時は車の免許がなく自転車バスタクシーでしたが、
もう中年なので1日車借りちゃいます。便利よね。

さあレッツドライビング。天気が良いのでさっそく海へ。
初心者向けのダイビングスポットでもある赤崎遊歩道へゴー。
幼児に絡まれたりしながらも水着に着替えてスノーケルとフィンつけたらドボン。
久しぶりに泳ぐので最初はおっかなびっくりも、スカムポットは海の生物。
だんだん勘取り戻してクサフグ追いかけたり。
魚相変わらず多いなー。

初心者向けながら、本当にキレイです。
連れ合いの撮った写真がこれ。キレイねぇ。若者が漂ってる。

木造の遊歩道には展望スペースもあるので、
身体を乾かしついでに太平洋を眺める。キレイねぇ。癒され。

泳いだり休んだりしてたらあっという間に2~3時間。
腹も減ろうというものです。車で戻ってお寿司をいただきました。
お店は美家古寿しさん。地魚を使った「生寿司」を食べる。
つきだしに煮魚が出てきた。大きい。ヒタスラつついて食べる。
連れ合いはビール。私は水。うらやまし。
まあね。車だし。血糖値とかあるし。いいんだけどね。

腹が満たされたらドライブがてらありま展望台へ。
時間があったら天上山も登りたかったな。次の機会に。
迷う迷う。どの道を入っていいのかぜんぜんわからず行ったり来たり。
山道をミラで突き進むとなんとかありま展望台へ到着。
ここはおたあジュリアを偲ぶ、白い十字架があります。
天上山や前浜も一望できる。

これが白い十字架。けっこうでかい。そして白い。
おたあジュリアについてはWikipediaで調べてください。

やっぱりきれいな景色というのはよい。つくづく晴れてよかった。
日が暮れる前に温泉保養センターへ。
ここは夕日と海を見ながら温泉に浸かれる。
以前来た時はバスの時刻表チェックやらで大変でしたが、今回は車。あー楽。
温泉から見た海と夕日。ちょっと写真撮るの遅かったな。出てから撮ったので。
実際はもっときれいに見れました。

温泉ゆっくりしすぎた。あわてて宿に引き返す。
飯だ飯だー。ビール持ってこーい。今日初めてのビール。
地の海産物中心のメニュー。うまー。

宿の夕食はかならず食いすぎる。落ちるように寝てしまった。

よく寝ました。
朝食腹いっぱい詰め込んだら行動開始。なにしろ昼過ぎには帰っちゃうから。
レンタカー屋のおばあちゃんに聞いた穴場スポット「千両池」とやらへ向かう。
あいかわらず山の中過ぎてどこにあるかわからない…あっここだここだ…。
えっ。ここ車で入っていいの?てか戻ってこれるかこれ。てか対向車来たらどうすんだ。
いろいろ悩むも強行突破。山道を突き進むと行き止まりにトイレ。
ふむ。ここでいいのか?
連れ合いが適当に作られた階段?をのぼって偵察へ。
その間になるべく邪魔にならないようトイレの横に駐車。
首をかしげながら戻る連れ合い。ほう。そんな感じか。
…と、そのときタクシーが後ろから。若者たちが数人連れられてきた。
彼らがぐいぐいとその段を登って行くので、これでいいのかなとついていく。
ついていく。登りきると今度は下り。下り?これ岩じゃないのかしら。
がんばってついていく。ついていく。
ついていけない。
怖い。怖すぎる。なんかロッククライミングみたいになってきた。
こちとらクロックスの40代とサンダル履きの30代の夫婦です。
ひー。

それでもがんばって何とか岩場を降りきってみるとそこには…。
おお。
こんなところが。なるほど千両池。海とつながってはいるものの
波が入ってこないのでおだやかな場所。
かつてはここに大量に魚が入ってきて取り放題だったので
千両池と名づけられたそうな。

ここはかなり、というか相当美しかった。
連れ合いの撮った写真がこれ。

どうです。美しいでしょう。美しかったです。苦労してきたかいがありました。
幻想的すぎて脳が沸騰しそうです。
泳いで見るとなるほど波がなくて泳ぎやすい。ただ深い。
見た目とは裏腹にものすごく深いので底は見えない。
しかし差し込んでくる陽光が水の中でものすごい状態に。
水中カメラとか持って来ればよかった。
来るのも帰るのも一苦労でしたが、ここはもう一度来たい。

残念ながら時間は過ぎる。
帰りのジェット船の時間も近づいてきたので戻るとしますか。
評判のすごくよいお蕎麦屋まいとりぃさんに行ってそばを食す。
うまい。さすが水の島神津島。レベル高かったです。器もかわいい。

さあ帰りますか。ジェット船乗って3時間半で竹芝到着。
10時間かけてフェリーで来たのに3時間半で帰っちゃうのは
寂しくもあり、しかし正直楽。
ああ、でもこれだけは言いたい。
一泊じゃなくて二泊にするべきだった。
いや、なんなら三泊にするべきだった。
いや、なんだったら四泊でも五泊でもよかった。天気さえ続けば、だが。
何にせよ、台風をかわせてよい天気だったので感謝。


2013/09/01

【スカムポットの法則】空気について

「ときどき空気を読めない」
というのは
「まったく空気を読めない」
のと同義語です。