と、いうわけで
今大会最も強いチームと今大会最も恐ろしいチームの決勝となったのではないでしょうか。
理想的な結晶と言えるかもしれません。
そしてW杯がそういう結果を求めるように、勝ったのは「一番恐ろしいチーム」になった
ということでしょうか。
両チームについての私の個人的な評価はここまで書いてきた通りです。
クロアチアは強いんです。ベルギーと同等あるいは今回会がピークという点では
クロアチアのほうが上なくらいです。
フランスは1試合たりとも負けず、結果的に強かったチームでしたが
戦術的にもそれを支える若手の躍動という点でもとにかく「恐ろしい」チームでした。
何しろ「こうやれば試合に勝てるんだ」というやり口が明確過ぎる。
まずは囲んでボールを奪え。奪ったらとにかく最前線に送れ。
FWはボール獲ったことを確認したらとにかく走れ、という3点。
ここにはポゼッションフットボールの重要要素である
「ボールを持ったら組み立てて相手を崩せ」が欠落しています。
そんなものいらない、ということでしょうか。支配率にはこだわらず、
結局速いカウンターを繰り返せば、DF陣は勝手に崩れるという強い意志でしょうか。
そして現時点では、このフットボールが一番強いということです。
足元に技術を根拠に、相手を崩して良質なクロスやスルーパスを入れて…というのは
古いのかもしれません。
実際問題今大会でこの形で入ったゴールは数えるほどなのですから。
フランスも若いチームなので今後も気になるところですが、これだけはっきり
やり口を明確にしてしまうと、この次は厳しいかも?研究されつくしてしまいますし、
シンプルなやり口は対策を打ちやすいとも言えます。
ただこの大会では完全にマッチし、そしてやり遂げましたね。
ひとつだけはっきり言えるのは「ベンゼマいなくて結果OKでしたね」でしょうかw
フランスおめでとう。そしてクロアチアもその名に恥じない準優勝でした。
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