2007/09/03

ばんえい競馬であいましょう

ばんえい競馬ってご存知ですか。
近頃競馬を楽しんでいるという話は以前から書いている通りですが、中でも今最高にはまっているのが北海道は帯広で行われているばんえい競馬。
どういうものかというと1トン近いばんえい馬に600kg以上の騎手の乗った鉄そりを引かせて、障害が設置された200mの直線コースを競わせる、というものです。
初めて見たときは目を疑いました。何しろ馬がデカい。馬というとサラブレッドを想像をしてしまう人ならまずそこでびっくりしてしまうでしょう。
次にその競技スタイル。これが競馬?と思ってしまうかも。休み休み、そしてスピードものろのろと。
しかし実際には馬たちは全力で曳いているのです。曳いているのが600kg以上の鉄そり。みなさんも重い荷物を運ぶときは休み休みで力をためて一気に運んだりしませんか?そう、あれです。
騎手たちは手綱を使って馬たちのお尻を叩きます。動物虐待なのでは?などと言う声もあるそうですが、それはぜんぜん違う。だいいちばんえい馬のお尻を手綱で思いっきり叩いても、その感覚は人間が肩をポンポンと叩かれる程度なのだそうです。さすが人間の10倍も重い生き物だけはあります。
しかも馬は大変知能が高い。さらに記憶力にいたっては相当なものと言われています。
そんな馬たちを、ただ叩いただけであんな重いそりを曳いて走らせられるわけがない。そこには厩舎、調教師、騎手らと馬との密接なつながりがあって、はじめてすばらしいレースを見せてくれるというわけですね。
レース前には馬たちは相当に気合が入り、そして負けると悔しがるそうです。また力尽きて曳けなくなると、いななき感情をあらわにするそうなのです。なんと愛らしい。

一時は運営が厳しくなりましたが、今年から帯広一ヶ所に縮小してしまったものの、インターネットでライブ中継も見ることが出来ます。もちろん勝馬投票権も購入できます。
まだ私も生で観たことはありませんが、いずれ観に行きたいものです。坂を登るときにはついつい応援の声が出てしまう。
20070902-baneikeiba.jpg 見よこのド迫力


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