2018/06/28

6/27 2018 FIFA World Cup Russia #2-2 Switzerland 2-2 Costa Rica

なかなか面白い試合になりました。
スイスはここまでよりもかなりクリエイティブに試合を運び、
コスタリカは持ち前の守備力をいかしつつ速い攻撃につないでいました。
数値が示す通りどちらも守備バランスの良いチームなので、
あとはどれだけ特別なことができるか、という試合だったかと思いますが
それぞれ惜しいチャンスはあったものの合計4点の引き分けで
見ごたえのある試合でした。
コスタリカは前回のベスト8には劣る結果で残念でしたが質の高いフットボールでした。
スイスもしり上がりによくなっているのですが、残念なのが守備陣にカードが出すぎていること。
次戦スウェーデン戦でレギュラーDF2枚を欠くのはどう考えてもきついですが、
それを乗り切ればすごいことをやってくれるかもしれません。

6/27 2018 FIFA World Cup Russia #2-1 Serbia 0-2 Brazil

過去にブラジルに勝利した国はあります。
勝利した国に共通して言えることといえば、やはり
「ブラジルのペースに乗せられず自分たちのサッカーを貫いた」
ということなのではないかと勝手に思っています。
何しろブラジルは強い。何が強いかというとつい攻撃側に目が行きがちですが
そうではなく圧倒的な組織による守備力でしょう。
だからこそ前回大会の準決勝・3位決定戦の大差での敗北は衝撃的だったわけです。
このあたり今回のブラジルはかなり修正してきているようです。
点は1点2点とれればよく、あとはしっかり守るということですね。
そのためスイス戦のような慎重になりすぎたケースもあるようですが、
トーナメントに入ればギアを入れてくるのは間違いありません。
セルビアは残念でした。自分たちのフットボールができていなかった。
悪くはなかったのですが、ブラジルに乗せられてしまった印象です。
もう少しやれたと思いますが、前試合でスイスに惜敗したことで
落とせない試合に固くなったこともあったかもしれませんね。

6/27 2018 FIFA World Cup Russia #1-1 Korea Republic 2-0 Germany

いろいろとポカンとしています。
子供の頃からこのドイツという国(当時は西ドイツでしたが)の試合を見てて
ちゃんと見始めた82年から「この国は必ず決勝戦に出る国だ」というイメージでした。
大学生の頃の94アメリカ大会で初めてベスト8止まりだった時でさえ
相当にショックを受けたものですが、2002年には日本で借金してまで決勝を見に行き、
また「決勝戦に出る国」に戻り、その後3位続きでしたが前回大会で久々の優勝。
EUROは取りこぼすことはあってもW杯は絶対に落とさないと思ってた国が
ここで消えてしまうというのは、なんというか驚き感。
難しいですね。
若手の採用も続けてましたが、イングランドほどには切替できていませんでしたし
正直中途半端な印象でした。またベテラン勢がその経験を活かせていたかというと微妙。
コンフェデ杯で若手中心で戦い優勝したわけですし、無理にベテランを混ぜる必要も
なかったのではないかという気もします。
それでもボール支配率・シュート数で圧倒的に上回ってはいたわけですが、
結果は結果。非常に残念ですね。
韓国は最後に勝ててよかったですね。ドイツ相手ならよい思い出になったのではないでしょうか。

6/27 2018 FIFA World Cup Russia #1-2 Mexico 0-3 Sweden

ボール支配率 65%:35%
シュート数 19:13
パス精度 82%:67%
これだけ上回っていながら結果は0-3となってしまうのが現在のフットボールです。
この話題は今大会の記事最初から書いていましたが、
誤解を恐れず大変に極端に、そして単純化して言うとすれば
「よい試合をしても必ずしも勝てるわけではない」
ということでしょうか。そんなのは当たり前で昔からフスバルはそういうものですが
近年はこの傾向がとにかく強くなっている気がするのです。
大昔には未来のフットボールと言われたトータルフットボールもゾーンも、
ゼーマンが提唱した数々の戦術も普通に取り込まれてはいるものの、
勝てるフットボールの形として言葉は悪いですが「旧態依然」のフットボールが
21世紀にあって主流に近いのも否めない事実。
面白くもあり、面白くもない、という気持ちでいっぱいなのです。
とはいえスヴェリエの1点目は間違いなくスーパーゴールでした。
メキシコはいいチャンスもありながら生かせなかったのは残念。
PKとOGはご愛嬌でしたが。

2018/06/27

6/26 2018 FIFA World Cup Russia #2‐2 Iceland 1-2 Croatia

いやはやよい試合でした。
クロアチアの強さは間違いのないところです。
高速パスを軸とした高いボールポゼッションと秩序のある守備。
アイスランドは頑張りました。支配を奪われながらも何度も枠内にシュートを飛ばし、
あわや勝ってしまうのではないかとさえ思いましたが、
結果だけ見れば1‐2でPKでの得点のみ。「アイスランドは善戦した」というのは絶対に
正しいと思いますが、これはつまり「クロアチアは強かった」ということなのでしょう。
とはいえ13回目のチャレンジで初めてW杯に出場したアイスランドは、
W杯に出るにふさわしい好チームでした。
こっそり応援していましたが、初出場の歴史は確かに見届けました。
クロアチアはこの「感じ」をうまく98フランス大会以来のトーナメントに持ち込めるかどうか。
20年前のものすごいクロアチアをもう一度見たいと思うのは私だけではないはず。

6/26 2018 FIFA World Cup Russia #2‐1 Nigeria 1-2 Argentina

全世界のフットボールファンが大注目の試合だったのではないでしょうか。
引き分けなら前回大会に引き続き4度目のグループリーグ突破のナイジェリアと、
ここまで1敗1分で勝利以外この先はないアルヘンティナ。
世界がこの試合と、そしてもちろんリオネル・メッシに注目していたと思います。
先にも書いたかもしれませんが、
アルゼンチンはメッシ中心のチームを作ろうとして失敗し続けています。
メッシは秩序の中にあって最高に美しいプレーをする選手であり、
ディエゴではなくマリオ・ケンペスのように扱うべきであるのに、
かの国はディエゴ・マラドーナの呪いから抜け出すことが30年たってもできません。
とはいえ今日のアルゼンチンは飽きっぽくなく最後の最後まで冷静にチャンスを狙い、
ついにはマルコス・ロホのシュートで勝ち切ることができました。
ロホは立派でしたが、あのゴールはメッシのゴールとも言えます。
3人のDFの注目は完全にメッシに向き、ロホは最高にフリーな状態で落ち着いて
シュートすることができたのですから。
ナイジェリアは悔しかったと思いますが、こういう抜け方をしたアルヘンティナは怖い。
もう少しメッシを見ていたいと誰もが思っていますよね。 

6/26 2018 FIFA World Cup Russia #1-2 Denmark 0-0 France

すでにグループリーグ突破を決めた2チームによる順位決定戦でしたが、
ノーゴールの引き分けとはいえ2チームの差は大きかった印象です。
支配率、シュート数すべてにおいてフランスが勝っていましたが、
これをフランスの決定力不足やデンマークの高い守備力によるものとしてよいものかどうか。
たまたま点が入らなかっただけ、という捉え方をすればフランスの見通しが明るい。
むしろ凡庸な守備だけの試合をしてしまったデンマークは
どうやって勝っていくかが非常に難しいとも言えると思います。
とはいえ両チームともにとにかく余計なカードをもらわないことにも意識が
言っていたと思うので(両チーム合わせてイエロー1枚)
このような試合もやむを得ないとは思うのですが。
個人的にはペルー戦で大会史上最年少得点を決めた19歳のエムバペが
トーナメントで爆発しないかなと思っています。

6/26 2018 FIFA World Cup Russia #1-1 Australia 0-2 Peru

ここまで善戦しつつも残念ながら2連敗ですでにグループリーグ敗退は
決まっていたペルーですが、3戦目は持ち味を生かして勝利しました。
オーストラリアの圧倒的なシュート数差がにもかかわらず(14:4)
手を抜かずに守備を行い枠内シュート数では勝り2点を獲った試合運びは
まったく感心せざるを得ません。
逆にオーストラリアはチャンスをきちんと生かせなかったのが痛かった。
ペルーに勝利したデンマークとの差は微差という印象ですが、
シュート数で勝りつつも勝ちきれないのが現時点のオーストラリアなのかもしれません。

2018/06/26

6/25 2018 FIFA World Cup Russia #2-2 Spain 2-2 Morocco

モロッコいい試合しましたね。86メヒコ大会以来のグループリーグ突破はなりませんでしたが、
98フランス大会以来の勝利は目前でしたが、VARの逆恩恵にあずかり
残念な結果となってしまいました。
イスパニアのミスを突いた先制ゴールとマラガCFのエン=ネシリの美しいゴールもあって
すわ、またもジャイアントキリングか!と興奮しましたが、
まさかのアディショナルタイムの失点によって、久々のW杯勝利は持ち越しとなってしまいました。
しかしやはり落ち着いた守備は非常に印象に残りました。
極東の島国にはぜひ見習ってほしいものです。
さてイスパニア。重戦車ジエゴコスタが前2試合ほどのキレがなく中盤からの
押し上げが非常に重要となりました。交代したイアゴアスパスのギリギリのプレーで
1位通過とすることができましたが、やはり今はジエゴコスタに何とかしてもらわないと
いけないチームなので、トーナメントでの改めての活躍を期待したいと思います。

6/25 2018 FIFA World Cup Russia #2-1 IR Iran 1-1 Portugal

サウジと並び、いやこのグループにあってはさらにイランはアジア地区代表として
誇らしい試合ぶりだったのではないでしょうか。
地区予選無敗で勝ち上がったアジア最強チームに恥じないプレーでした。
モロッコのジャイアントキリングが達成されていれば…と
たらればを言っても仕方ありませんが、
惜しむらくはもう10%だけ支配率を上げる(33:67)ことができれば
シュート数(8:14)のわずかな差もうめることができたのではないでしょうか。
しかし何を言っても結果論です。
イランは素晴らしく、しかし勝ち上がったのはポルトガルでした。
CR7のPK失敗はご愛嬌として、EUROチャンピオンとして栄冠を勝ち取れるか楽しみです。
EUROもポルトガルは予選リーグはヒヤヒヤものでしたので、よもや??

6/25 2018 FIFA World Cup Russia #1-2 Saudi Arabia 2-1 Egypt

サウジは実に素晴らしかったと思います。
エジプトも怪我明けながらサラーが引っ張りなんとか試合にはしていましたが、
シュート数、ポゼッション、パス制度すべてにおいて完全にサウジアラビアが勝り、
予選最終戦ながら誇らしい試合だったのではないでしょうか。
ノーカード、ファウル数も7と美しい試合運びだったと思います。
エジプトは下馬評は高かったのですが、
守備陣はよかったものの攻撃にうまくつなげることができず残念でした。

6/25 2018 FIFA World Cup Russia #1-1 Uruguay 3-0 Russia

チャンスシーンだけ観れば互角と勘違いしてしまいそうでしたが、
実際にはそのスコア通りウルグアイの完勝ということだったかと思います。
支配率こそ56:44でロシアも踏ん張りましたが、
やはりシュート数、特に枠内シュート数が断然違うわけで、
「ウルグアイの守備陣がロシアに最小限のチャンスしか与えなかった」
というのが本質だったのではないかと思います。
ロシアはこの技術が劣る分モダンなサッカーでW杯に来た2チームには
まったく危なげなく寄せ付けない試合を見せることができましたが、
ウルグアイの「ほぼ完璧な守備+攻撃に入った時のキレ」の前には歯が立ちませんでした。
もう少し交代などカードが切れるようであれば、まだまだこの程度ではないと思うのですが。
ウルグアイは初戦コンディションの上がらなかったスアレスが元通りとなり、
またコンディションは悪くないものの決定機を決めきれなかったカヴァーニに
待望の一発が出たことでトーナメントはおそろしい存在となったかと思います。

2018/06/25

憧れのハワイ航路

晴れた空、そよぐ風。
どうも、岡春夫です。

少し照れくさいのですが、多少は海外に足を延ばしたことのあるスカムポットですが
実はハワイに行ったことがありませんでした。

行きました。6月21日~6月24日。楽しかったです。
タバコやたらにたかられました。肉を焼いたものが結局おいしかった。
ホテルのプールとか海でも泳いだしポリネシアンショーも観て、花火も観れました。
ダイヤモンドヘッドにひいひい言いながら登ったと。

ダイヤモンドヘッドでは、UFOを撮影しました。本当です。
証拠写真を残しておきます。連射して写ってたのと写ってないやつ。










2018/06/21

6/21~6/24不在のためW杯記事はお休みです

6/21~6/24家族サービスで国外に出るため、
W杯記事はお休みです。後でまとめて録画を見て感想を書くかもです。

6/20 2018 FIFA World Cup Russia #3 R Iran 0-1 Spain

本日は3試合とも1-0で決まりました。締まった試合が続いた印象です。
とはいえ前の2試合が「守り切って勝った」内容だったのに対して
スペインはきちんと勝った感じですね。もちろんイランも多くのチャンスを作って
好試合でしたが、ちょっと間違えるとスペインの大量得点もあったかもしれない
危険な試合でもありました。
そう考えるともしかするとスペインの決定力不足は深刻なのかもしれませんね。
17本のシュートを打っていながら1点どまりだった、ともいえるわけです。
しかしそれでも勝利するのが無敵艦隊。
完全に試合を支配していた(ボール支配率69%、シュート17本)あたり実に。
イランも悪くなかったです。悪くないどころかイランにはまだ自力で予選突破する
チャンスがあるわけですから、むしろビビるのはポルトガルなのではないでしょうか。
まだ一人もゴーラーが生まれていないイランではありますが、
ここはひとつもたらされた「CR7に屈辱を与える権利」を生かして頑張ってほしい。

6/20 2018 FIFA World Cup Russia #2 Uruguay 1-0 Saudi Arabia

実にウルグアイらしい粘っこい試合運びでした。
サウジもくらいついて善戦しましたが、こちらもスアレスの1点を守り切られて
ゲームオーバーでしたね。
スアレスのコンディションも少しずつ上がっているようです。
シュートそのものは普通でしたが、その直前のDFの振り切り方はさすがスアレス。
身体の使い方がもう気持ち悪い。素晴らしいです。
カヴァーニはまだ得点こそありませんがキレてはいるようですので
1位を決めるロシア戦は実に楽しみです。
サウジは残念でしたね。決してひどい内容というわけではありません。
むしろゲームそのものを支配していたのはサウジでしたが、
ウルグアイは持たせておいて一発で決めてしまう怖さがあります。

6/20 2018 FIFA World Cup Russia #1 Portugal 1-0 Morocco

守備には定評のあるモロッコでしたが、CKで後ろからかき分けて入り込むCR7の
一発に落とされてしまいましたね。その後の守備もしっかりしてましたし
何度もセットプレーからチャンスも作っていたので悔しいことしきりかと思いますが、
ポルトガルはきっちり1点を守り切って1勝1分とすることができました。
勝ちにくいモロッコ相手に勝点3をもぎ取れたのは大きい。
ここまでCR7の得点だけで進んできているポルトガルですが、
前試合を引き分けにできたのが本当に大きいですね。
モロッコは試合を通して数値的にはすべてにおいてポルトガルを上回っていましたが、
それでも勝ち切るのがスターのいるチームということでしょうか。

2018/06/20

6/19 2018 FIFA World Cup Russia #3 Russia 3-1 Egypt

支配率もパス成功率もほぼ互角ながら、枠内シュート数が3本と1本では
やはりこうなっても仕方がない。エジプトがものすごく悪かったというわけでは
なかったと思いますが、ロシアはとにかくノッていますね。
守備は普通ですがチェリシェフ(ビジャレアルCF)を中心に攻撃陣はイケイケなので
「思い切って攻めたほうがうまいこといく」ような
今大会(少なくともここまでは)では有利だったのかもしれません。
サウジがウルグアイを食ってしまうことがない限り、
偉大なるムハンマド・サラーのW杯はグループリーグで
終わってしまいそうで祈るばかりです。

6/19 2018 FIFA World Cup Russia #2 Poland 1-2 Senegal

そのキャリアを仏英で過ごしたアリウ・シセが3年かけて
(U-23アシスタントコーチ+監督から数えれば6年かけて)
じっくり作ってきたチームは実に秩序ある美しいチームですね。
パスが速い。カウンターが速い。そして統制の取れた守備。
一方ポルスカは試合序盤から守備陣のコンディションが悪かったのか
浮足立った展開で怖い攻撃陣をなかなかうまく生かせず苦しんでました。
しかし後半終了間際には目覚めてきたのでこれからの2戦が逆に怖いですね。

6/19 2018 FIFA World Cup Russia #1 Colombia 1-2 Japan

仕事で外出してたので後半観てから前半観ました。
大迫のことはこれまでもうひとつだなんて失礼なことを思ってましたが
今日はとてもよかった。素直に謝りたい。
特に2点目は位置取りもジャンプのタイミングもビューティフルだったと思います。
PK+レッドカードはコロンビアにとってまったくアンラッキーでした。
しかし枠内シュートで完全に入っていたので、
故意ではなかったかもですが実に気の毒ですが仕方がない。
パスの正確さは87%と高かったもののそのスピードの遅さと、
残りの失敗パス13%の内容がひどすぎたせいでどうもイメージは悪いですが、
特筆すべきはほとんどの時間を10人で戦わなければならなかったとはいえ
コロンビアの枠内シュートを3本に抑えたということではないでしょうか。
バランスを崩してしまったコロンビアにとってハメロドの投入は
逆効果だったかもですね。次戦は頑張ってくれると思います。

2018/06/19

6/18 2018 FIFA World Cup Russia #3 Tunisia 1-2 England

チュニジアがんばっていたので今日のアップセットは彼らか!と思いましたが
ケインが終了間際に叩き込んでイングランドに勝利をもたらしました。
3倍近くシュート蹴って1点差はイングランドなのでご愛嬌として、
確実に支配率を上げて(40:60)少し怪しげなPKの他には大きなピンチもなかった
イングランドの勝利は当然だったかもしれません。
完全に世代交代を果たしたイングランドはこれからさらに面白くなるかも。

6/18 2018 FIFA World Cup Russia #2 Belgium 3-0 Panama

どうですかねあくまで私見ですがパナマ選手交代ミスったような気もします。
あそこからバランスが崩れてしまったような印象ですが、結果論なので何とも。
一生懸命守備をしつつ、時折攻め込み、とおそらく
計画通りの進行だったと思うのですが後半になってバタバタしてしまったでしょうか。
頑張っていたのに残念。
ベルギーはいいですねバランスがとれています。基本に忠実ながら
そういうチームはFWが爆発すると怖いですよね。楽しみです。
それにしても北中米カリブ海地区のGKはオチョアにしろナバスにしろ、
こちらパナマのペネド(FCブカレスト)にしろすごくいいですね。頑張って欲しい。

6/18 2018 FIFA World Cup Russia #1 Sweden 1-0 Korea Republic

リハがあったので後半途中からの観戦となりました。
後半だけで言うと組織力には少し差があったものの、
今大会つくづく思うのが、
「ワンツーがない」「早いパスを出せない(トラップできない)」
のどちらかあるいは両方当てはまるチームはどのような形であれ
負けるか良くて引き分け、という結果になっています。
当たり前のことなのですが代表チームだと意外と当てはまるチームが多い。
連携の練習をやってるかやってないか、というだけの差なのでしょうが。
とするとやはり監督・コーチの差ということになるのでは…。

2018/06/18

6/17 2018 FIFA World Cup Russia #3 Brazil 1-1 Switzerland

これまたスイスがんばりました。
被シュート19本ながら枠内4本とスイスDF陣が中央を絞り込んで守りきった印象。
何が気になるというかというと、後半まったくブラジルらしいワンツーが
見られなくなってしまったこと。コンディションがあまりよくないのかも。
そうなると焦ってしまうのもやむを得ないのか、シュートはあるものの
完全にスイスDFを崩し切るシーンは産まれませんでした。
3日目となりましたが、攻めきれないとセットプレーでやられる、というのが
今大会のパターンになりつつあるようですね。
番狂わせはまだまだ続くかもしれません。見ている方は実に楽しいのですが。

6/17 2018 FIFA World Cup Russia #2 Germany 0-1 Mexico

素晴らしい素晴らしい。ドイツもメヒコも昔から応援してるチームで
どっち応援したものかとどっちも応援しようという感じでしたが、
今日のメヒコは素晴らしいの一言。ラジュンとチチャリートはホントにいい動きでした。
秘密兵器ロサノも後ろから走ってきて見事なシュートでしたね。
にしてもポゼッション握りつつ(61:39)
倍のシュートを蹴りながら(25:12)負けてしまったドイツは残念です。
全体的に悪い動きではなかったですが動けてない調子の上がってない選手もいたかも…。
特にベテランが…いやきっと次戦までに修正してくるはず。
素晴らしいゲームだったなぁメヒコお疲れ様。息切れしないで頑張れ!

2018/06/17

6/17 2018 FIFA World Cup Russia #1 Costa Rica 0-1 Serbia

コスタリカにとっては惜しくも難しい試合でしたね。
「絶対落とせない試合」だったが故に慎重になってしまったかも。
私見ですが両チーム力はポゼッションが示す通り(50:50)
トータルでは互角だったかと思いますが、速度に勝るセルビアが
効果的に押し込んだことでセットプレーの回数こそほぼ同じながら
いいポジションでもらうことができたのもあるかなと。
コスタリカは次戦頑張ってほしい。大変だとは思うけどこの守備陣なら無失点も不可能ではないと思うのですが。
セルビアはかなり気が楽になったのでは。
それにしても「ミリンコビッチ=サビッチ」って口にしたくなる。

6/16 2018 FIFA World Cup Russia #4 Croatia 2-0 Nigeria

それこそ21世紀頭までのナイジェリアはよく
「個人は素晴らしいけどチーム戦術が弱い」なんて言われたものですが、
ヨーロッパで活躍する若手中心に組まれたこのチームには全然あてはまりませんね。
もう上記のようなことをいう人はよく試合を見ていないか
人種差別者かのどちらかでしょう。実に制御された試合運び。
ただ相手が悪かったか。これまた昔は
「個人は最高だけど連携がいまいち」なんて言われたこともあるクロアチア。
ところがどうですか、ここまで見てきたチームの中でおそらく一番ラインの
制御が行われていたと思いますし、無駄なランニングを減らしつつも
守備の際にはすっかり戻っている。この試合に関しては「完璧」という言葉を
使いたくなったわけで、そうなると若きナイジェリアは分が悪かった。

6/16 2018 FIFA World Cup Russia #3 Peru 0-1 Denmark

36年ぶりの出場となるペルーですが、南米予選数試合だけ観ていて
非常に気になっていたチームでしたが、実際すばらしいチームに仕上げてきましたね。
正直ペルーは南米的(ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ等)フットボールではなく
中米のフットボールに近い?しかし細かくビルドして攻め立てる方法論は
以前から言っているように極東の小国は参考にしなければならないと思いました。
残念ながらデンマークのような国が疲れもなくキレがある日には、
こういう繊細なサッカーは通用しないことが多いのですが、次節のフランス戦は
ジャイアントキリングもあるかなと楽しみにしてます。

6/16 2018 FIFA World Cup Russia #2 Argentina 1-1 Iceland

なんてアルゼンチンらしい初戦でしょう!
マラドーナもサベーラも犯した失敗を、サンパオリもまた犯そうとしています。
リオネルがスーペルな選手だということは今更言うまでもないが、
彼を生かすための最善策が彼中心にチームを作ることではないということを
10年かかっても理解できないようです。
実にこのすごい選手にとっては気の毒なこととしか言えません。
それでもアグエロの1点目は美しかったし、アルゼンチンが強いことは確かなものの
テーマのはっきりしないチームはなかなか勝ち上がれません。
予選の残り2試合で上手くチーム色を明らかにできるかが勝負ですね。
アイスランドの得点は完全に相手を崩したビューティフルゴールでした。

6/16 2018 FIFA World Cup Russia #1 France 2-1 Australia

試合運びとしては両チーム初戦らしい固いものとなってしまいましたが、
今大会から導入された「ビデオ判定」と「ゴールラインテクノロジー」の
効果を知る試合となりました。
なるほどこのように使用されるのか、というのが分かった試合というか。
フランスは堅かったですね。流動的な動きなどはすごくよかったですが、
チームとしての意志は少しフワフワしてしまったかと。
オーストラリアは悪くなかった。
ベストに近い動きでしたが少ない攻撃のチャンスにもう少し前掛かりに
なれればよかったのですが。

2018/06/16

6/15 2018 FIFA World Cup Russia #3 Portugal 3-3 Spain

これは本当に手に汗握る試合でしたね。
どうしてもCR7頼みになってしまうポルトガルに対し、いつも通りの試合運びを展開するスペイン。
まさに今回注目している「latest old football」と「outdated new football」の
象徴のような2チームなのですが、
支配率を徹底的に高めながらこつこつと崩しては点を奪うスペインが完全に優勢に見えたものの、
正確なロングパスとチートCR7にやられるという、観ている分には実に最高の試合でした。
ナチョのスーパーボレーも、CR7のスーパーFKで上書きされてしまった感があり気の毒。

6/15 2018 FIFA World Cup Russia #2 Morocco 0-1 IR Iran

各地区予選を、3勝3分無失点で勝ち抜いたモロッコと、6勝4分2失点で勝ち抜いたイラン。
こういう試合になることは予想できていましたが、
まさかオウンゴールでの決着になるとは驚きです。
これでモロッコはかなり苦しくなってしまいましたが、
イランは勝ちたいところで勝てたのが大きい。
残り2試合怖い2チーム相手に堅守でどうにかなるものでしょうか。実に楽しみです。

2018/06/15

6/15 2018 FIFA World Cup Russia #1 Egypt 0-1 Uruguay

サラーが出れないのは予想していましたがやはり残念ですね。
実況にあったとおり最後の10分でぶち込めたら、間違いなく流れは変わっていたでしょうに。
エジプト守備陣はギリギリながらも崩壊せずに90分がんばってました。
あのゴールはもうどうしようもない。
ドンピシャになってしまったCKはどうやっても止められないもんです。
無理やり何か言うならもうCKにしてしまったことに言うしかなくなります。
スアレスは本調子ではないようですが、カヴァーニは本当にゴージャスな選手です。
詩人の名を引き継いでもいいくらいではないでしょか。
ソサよりも強くソサと同じくらい美しい。

6/14 2018 FIFA World Cup Russia #1 Russia 5-0 Saudi Arabia

まったくの私見なのですが、この大会は
「古くなってしまった"新しいフットボール"」と
「トレンドに返り咲いていた"古いフットボール"」との争いと位置づけています。
ここから次の時代のフスバルが見えてくると思うのですが、
そういう意味では開幕戦はロシア×エジプトということで
前者にとどまるエジプトと一周して落ち着いた後者のロシアとの勝負は気になるところです。
結果はといえば…ロシアの圧勝で5-0。
エジプトは最初の25分自分たちのプレーができていたのですが、
いったんほころび始めると立て直すのにとにかく時間がかかるのが
このタイプのチームの共通した欠点。
結局シンプルでハズレが出にくいロシアのやり方が正解ということになるのか?
ゼーマンの提唱した美しい世界は、このまま机上の空論で終わってしまうのでしょうか。