数学というものに興味のある人であれば、
「フェルマーの最終定理」という存在を知っているでしょう。
17世紀に数学者ピエール・ド・フェルマーによって記述された
「3以上の自然数 n について、xn + yn = zn となる0以外の自然数 x, y, z の組み合わせは存在しない」 という定理ですが、余りにも長い間この定理について証明することも反例をあげることもできなかったことから、「フェルマー予想」と呼ばれていました。
ついに90年代になってアンドリュー・ワイルズによって完全な証明が完成されたわけですが、その間実に三百数十年。
ワイルズの証明によって、ついに「フェルマー予想」は「フェルマー・ワイルズの定理」と昇華したわけですが、その証明が多くの数学者または一般人らの証明と予想を踏まえて完成されたものであることを忘れてはいけません。またワイルズ自身多くの人間の力を借りてこの証明を完成させたことも事実です。
証明が完成した際に、とある数学者がこのように言ったそうです。
「数学者というものは各人それぞれの目標を立て別々に研究してきたように見えたが、実は全員がフェルマー予想に取り組んでいた」
なるほど。
これは言いかたを変えれば、人は個々に生きているわけではなく大きな機械の歯車のひとつであることを示唆しているのではないでしょうか。
スカムポットは神の存在を信じませんが、数学は信じます。ゆえにこの定理から導き出された上の発言もまた信じるに値するのではないかと思うのです。
他にも信じるものはありますが、とりわけ
炊き立てご飯は無条件に信じます。ああ、うまい。
(先日の旅行で手に入れたおぎのやの釜めしの容器(陶器)でササニシキを炊いてみました)
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