2007/10/18

スコープでのぞけ

「野村スコープ」をご存知でしょうか。
現在東北楽天ゴールデンイーグルスの監督である野村克也氏が、20年以上前にテレビ朝日解説者時代に披露していたものです。
いわゆるストライクゾーンを9分割して配球を解説する手法ですが、私が日本に帰国して間もないまだ
プロスポーツといえばフットボールだった頃に、野球というスポーツの面白さを教えてくれたのが、
「野村スコープ」でした。
結果論的な解説が多い中、次の展開というものを踏まえて打者・投手心理をズバリとついたその解説は、フットボールのようなまさに展開が結果に結びつくスポーツを好む私にはつまらなく見えた野球を、好きなスポーツ上位に引き上げるだけの力を持っていたものです。
今でこそ同様な解説は他局・他解説者にも使用されていますが、残念ながら野村さんほどのレベルにはないようです。
その野村さんが先日パ・リーグのクライマックスシリーズ、ロッテ×日本ハム戦で解説にすわり、ひさびさに野村スコープを使っていたのですがやはり脱帽。即そのまま野球教材として使用できそうなその内容には、まったく頭の下がります。
もうテレ朝のクライマックスシリーズ放送で野村さんの解説はないようで残念。
20071018-nomuranote.jpg この本を読むと野球というスポーツが必ず好きになります必読



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