2010/09/30

北の大地で蠢く(2日目函館+移動編)

7:00起床。頭が割れそうに痛い。これを世の中では二日酔いというハズ。
しかし天気はよい。私は肝臓が強いようなので、二日酔いは活動していればスグに何とかなるハズ。連れ合いを起こして7:30出立。早い時間だけど、朝市に行ってみたかったのでこれでも遅いくらい。
朝市は函館駅のすぐ横。旅行シーズンではないがそれなりに人は出てる。
隣接するどんぶり横丁市場なる所に入ってみると、食事処が連なっていて朝から結構人が入っている。そして皆もりもりと魚介類を召し上がっているではないか。ここでかなりテンションはあがってくる。30分前二日酔いだったことももはや忘れそうな勢い。
そこはまさにパラダイス。カニやらホッケやらイカやらイクラやらサケやらが大量に。
無造作に積まれたムラサキウニとバフンウニ
八百屋のキウイ特売かっつーの。末端価格を想像すると白い粉なみにビビリます。
フラフラと各店々の中を歩くと、やたらとお店のおいちゃんおねえちゃんおばちゃんに声をかけられる。客引きはOKなのね。どっかにしないって書いてあったような。まあ雰囲気なのであったほうがいいですが。
そうしているうちにおいちゃんに捕まり、カニ三種類とイクラを試食させてもらう。
うまいよおいちゃん。特にやっぱりケガニが激ウマですよ。ほほータラバガニはタマゴ抱いてるメスよりオスのほうが美味しいから高いんですね。シャケは男女で顔つきが違うんですか。ふむふむ勉強になります。
しかし買わない。食べ逃げ。
さらにフラフラしているとこれまた客引きのおいちゃんに一軒の食堂に誘い込まれた。そろそろ食べようと思ってた気持ちにうまいことつけこまれたってことですが、それで結構です。
私は三色丼(ウニ・イクラ・ホタテ)、昨晩生イカが食べられなかったので連れ合いはイカ刺しとビールを注文。すると目の前をおばちゃんが嫌がるイカをボールに入れて、こちらに微笑みかけながら厨房へ。おおおイカよ。すまんが許してくれ。
ビールの後から三色丼登場。
三色丼キター。カニ汁とイカ塩辛付き
さらに先ほどのイカ君があられもない姿で登場。
透き通るようなステキな姿
ゲソのぶつ切りとイカそうめん、さらに肝とクチバシに目玉。
おばちゃんの「全部食べられるよ~」という言葉を聞きつつ食べ始める。ああうまい。
とりわけ肝が想像と違いまったく肝っぽくなくあっさりとしてたのには驚いた。二日酔いだったことも、また戻ったらホテルの朝食があることも忘れて食べる。朝からビールなんて至福だ。しかもそれがまたサッポロクラシック生だってなら言うことはないわけだ。
しかしイカ一杯を少しなめていた。食べても食べてもなくならない。よくよく考えればそんなにイカを食べたことはないし、結局そういうことだ。残念ながらゲソとイカそうめんは残してしまう。ごめんよイカ。でもとっても美味しかったよ。プリプリしやがって。

結構満腹になったのだがホテルに戻ると朝食。もともとついていたのでぜんぜん食べないわけには行かない。しかしすでに三色丼とカニ汁とイカが入っているので、
こんな感じになる
少なめだ。それでもがんばって食べたほうだが、いつもの旅行中の朝食ならこの倍は食べる。パンパンになった腹をすこしベッドで休めたらチェックアウト。

函館駅で昼飯用の駅弁とビールを買う。なにしろここから4時間半列車に乗るのだ。広大な北海道とはいえ普通はそんなには乗らないかもしれません。しかし私はどうしても長万部から小樽までローカル列車、通称「山線」で行ってみたかったのです。
11:00発のスーパー北斗に乗車していざ出発。
スーパー北斗はガンダムっぽいキハ283系
よく言いますが私は鉄ではないものの、乗り物が大好き。とりわけ都内近郊では少ないディーゼル列車となるとテンションが上がります。
ほほースーパー北斗は高級感はないけどすごく座りやすい椅子だ。さっそくビールで乾杯。
カーブに差し掛かると振り子ディーゼルは、その名の通り振り子のように車体上部が内側に傾斜する。おおー振り子萌えー。カーブを高速にかつ快適に曲がれるような工夫なわけですね制御式自然振り子というらしい。ギミック萌えます。
大沼・駒ケ岳を抜けて内浦湾に出ると、車外の景色はこんな感じ
いいわー
1時間15分ほどで長万部に到着。ホントならここで名物かにめし弁当など買ってゆっくりしたいところですが、残念ながら乗り換え時間は4分。慣れない私たちは大急ぎでホーム移動。いました函館本線。おろろ一両編成ですか。なんかかわいい。
これで3時間以上のろのろと行くわけ
ディーゼルの一両編成なんてこれまた萌えます。さあ再度出発。
ディーゼル車の加速音をBGMに(なんかだんだん鉄発言が多くなってきたような)ここで弁当をあけてみましょう。
じゃーん

私は函館名物の鰊(にしん)みがき弁当。みがきは「身欠き」ですね。独特のニシンの身の割れ方からきてるのかな。さっそくいただく。もちろんうまい。濃い目の味付けのニシンの甘露煮とカズノコがご飯によくあう。フキかとおもったら海草がご飯に敷いてある。後で調べたら磯わかめとのこと。実に美味しい。
連れ合いはかにめし。これまたンマーイ
腹いっぱいになりました。朝から食べ続けているのでそれもそうでしょう。
山やら森やら無人駅やらを眺めていると眠くなりウトウト。前の席が空いていたので足をのせて昼寝。これで寝不足は解消。首と腰は痛くなりますが。
そうしているうちに余市に到着。ここで結構人が乗ってくる。足をおろしましょう。失礼しました。小樽までは残り30分ほど。景色を観ながらのんびりと向かいます。

(2日目小樽編へ続く)


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