2010/09/14

古事記メモその2

伊邪那岐・伊邪那美が国産みの後神産みにて共同で産んだ神は下記の16人

・大事忍男神(オホコトオシヲノカミ)
※大事を終えた意。国産みの終了=神産みの開始。

・石土毘古神(イハツチビコノカミ)
※壁塗りの石・土の神
・石巣比売神(イハスヒメノカミ)
※土台の石・砂の神
・大戸日別神(オホトヒワケノカミ)
※大きな戸口の神
・天之吹男神(アメノフキオノカミ)
※天井に葺く屋根の神
・大屋毘古神(オホヤビコノカミ)
※大きな屋根の神
・風木津別之忍男神(カザモツワケノオシヲノカミ)
※風をしのぐ神

以上家作りの象徴

・大綿津見神(オホワタツミノカミ)
・速秋津日子神(ハヤアキツヒコノカミ)
・速秋津比売神(ハヤアキツヒメノカミ) 

以上海と川(河口)の神
※速秋津日子神と速秋津比売神は8人の神を産む=治水技術の象徴

・志那都比古神(シナツヒコノカミ)
※風の神
・久久能智神(ククノチノカミ)
※木の神

・大山津見神(オホヤマツミノカミ)
・鹿屋野比売神(カヤノヒメノカミ) 

以上山の神
※大山津見神と野椎神は8人の神を産む=農耕技術の象徴

・鳥之石楠船神(トリノイハクスブネノカミ) 
※船・交通の神

・大宜都比売神(オホゲツヒメノカミ)
※穀物や食物の神

・火之迦具土神(ヒノカグツチノカミ)
※火之夜藝速男神(ヒノヤギハヤヲノカミ)火之炫毘古神(ヒノカガビコノカミ)とも
※火の神

火之迦具土神の出産のため伊邪那美の女陰が焼け亡くなり、共同での神産みは終了。
怒った伊邪那岐は火之迦具土神を十束剣(トツカノツルギ)天之尾羽張(アメノオハバリ)で殺害=火の呪いの始まり?

病に苦しむ伊邪那美の排泄物から産まれた神、伊邪那美の死に悲しむ伊邪那岐の涙から産まれた神、殺された火之迦具土神の血から産まれた神23人はここでは割愛。

伊邪那岐が黄泉の国から戻った後、単独で産んだ神26人(三貴子=天照大御神(アマテラスオホミカミ)、月読命(ツクヨミノミコト)、建速須佐之男命(タケハヤスサノヲノミコト)を含む)についてはまた後日。


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