映画評です。遅ればせながら観ました「ハイテンション」久々にストロングなスラッシュムービー。
「ホステル」が大ゴケしたおかげで近頃のスラッシュやホラーにはぜんぜん期待していなかったのだけど、これはなかなか。ほどよいヨーロッパテイストもあいまって満足できました。
もう少し説明は少なくてもいいかもしれないけど、そこはリュック・ベッソン組であるヨーロッパ・コープ作品。大目にみましょう。
途中警察に電話でキレて敵を追うシーン。一瞬「ありゃこれで台無しかな…」と思ったけど、ラストの結末からすると実は至極スジの通った行動で、逆に「なるほど失礼しました」と納得。よく考えられてて、いかにもヨーロッパ的。同じヨーロッパだったら「ファニー・ゲーム」なんかのほうが好みかもしれないけど。前述のとおりスラッシュやホラーは説明が少なければ少ないほどよし。とはいえギミックも嫌いじゃない。
以前も書いたかもしれないけど、私は映画の中で意味もなくいろいろ壊されたりするのを観るのが好きです。だって現実でこんなことが起きたら悲しいから。最近のニュースを見てるとひどく悲しい。
といって絶望を避けてばかりいると人は弱くなる。文明や近代化の名のもとに人の死や汚物をむやみに遠ざけてしまっているこの時代では、その傾向たるやもう加速度的。
しかしこんな映画を観ていると、同居人にはひどく嫌われます。留守でよかった。ホ。
最後はロックより無音のほうが怖かったかな
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