トビー・フーパーの「Texas Chainsaw Massacre」(邦題:悪魔のいけにえ)。
題名くらいは耳にしたことがあるんではなかろうか。
最高にカッコいい原題とはかけ離れたそのダサい邦題(これはこれでいいのかもだけど)から敬遠していた方も多いだろう。敬遠していた方、まあそれでいいのかも。別に薦めません。
ただ私にとってはかなり大きなマイルストーンで、明らかに音楽的にも映像的にもひどく影響を受けてる。
特に家屋に入っていってしまう青年が部屋の奥から急に出てきたレザーフェイスにがっつりハンマーで殴られ引きずり込まれピカピカの金属でできた引き戸を急いた感じでガラガラと閉めるシーン。
最後の朝焼けの中レザーフェイスがチェーンソーを振り回し怒りを表現するシーン。
これは夢だ。夢で見たあれだ。
たいていいつでもあれを再現したくてなかなかうまくいかなかったりするのだけど、そこにはそれがある。
やっぱり薦めようかな。ミニマルな音楽がそこにはあるよ。
登場人物のサリーはどれだけ逃げ回っても何故か必ず最悪の状況にまた舞い戻ったり。そういうものかもと錯覚。夢だってこれは。
難しいよ。どうしても大事なものに限って手に入らない。
本当に本当に大事なんだってどんだけ叫ぼうがのたうちまわろうがどうにもならないこともあるわけで。
わかってはいるけれども悲しい。でも仕方ない。であればほんのかすかにでも役に立てればいんじゃねとも思う。それが正解じゃなくてもいいでしょ。な。それも簡単じゃないけどね。
テレキャスはこんなに簡単に買えたんだけどねぇ(^^;)本当に欲しいものは手に入らないもんだ。
高々と吼えろ。
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