2015/05/20

オランダ妻は電気ウナギの夢を見るか? 1日目

GW中も仕事をしていたりして休めなかったので、遅まきながら旅行へ行く。
朝5時に家を出て、新宿からエヌイーエックス?とか書いてある電車に乗って千葉県に向かう。
おそらく目的地は千葉県なのだと思う。
千葉にはドイツ村やらオランダ村やら、夢の国まであるのだからそういった類のものだと思うのだ。
NEXとやらを降りたらチケットをもらったり荷物を調べられたりして中へ。
最近はとてもセキュリティが厳しいのだなと思う。サンドイッチとコーヒーとタバコ。

さっそくのアトラクションなのだろうか。なにやら乗り物に乗せられた。
揺れを感じたりしているうちに、皆に食事が配られ始めた。
そうかチケットには食事も含まれているのか。面白いものだね。
豚肉と鶏肉どちらが好きか聞かれたので豚と答えてみた。

食事を配るお姉さんたちは台湾人風だったり日本人風だったりいずれもきれいなお姉さんたちだ。
飲み物も選べるのだね。まだ朝だからソフトドリンクにしておこう。
腹がくちたら早起きしたせいか眠くなった。椅子が倒れるようなのでうとうとしてしまう。
ベルトを着けられているのでこのアトラクションがどうなるのか心配もあったが睡魔には勝てない。

しばらくすると乗り物が停まったようだ。何かあったのだろうか。
言われるままに降りる。漢字中心の看板ばかり。雰囲気を出すためには大事なのだろうけど、
もう少し親切でもいいような気もする。渡されたチケットに書いてある場所に向かうため、
小さいモノレールのようなものに乗って隣の建物へ。あれ、また同じような乗り物に乗るのかな。
怒られるのもイヤなので、言われるままに乗る。最初の乗り物より少しだけ大きいようだ。
しかし暑い。今日はこんなに暑かったかな。湿度もすごい。

座ってまたベルトをつけると、また食事が運ばれてきた。
今度は英語で魚と鳥肉どちらがよいか聞かれたので鳥にしてみる。妻は魚にしたようだ。

ちょっと不安になる。「注文の多い料理店」のように食べられてしまうのではないだろうか。
腹ははちきれそうだ。アトラクションが始まる気配もないのでまた寝ることに。
きっと何か起こる前には起こしてくれるだろう。

何も起きなかった。
目を覚ますと乗り物が停まっていた。完全に見過ごしてしまったのか。
まあ仕方がないので降りる。暑い。なんだこれは。今日は異常気象か。千葉ってこんなに暑いのか。
また荷物を調べられたり、外人風の制服の人にじろじろと見られたりしてアトラクションの外へ。
前置きが長い気もしたがこれからが本番なのかな、などと考えつつ外へ。
どうもこの施設では専用のお金を使用するようなので、いくらか交換しておいた。

外へ出ると、何故かカタコトのガイドさんが現れた。どうやら移動するらしい。
汗を拭きながらワンボックスに乗る。するとすごい車。渋滞。
どんだけ人気のスポットなんだと驚く。1時間40分かけて次の場所へ。
GWも終わった平日だというのにたいしたものだ。ガイドさんによるとこんなのは珍しいそうな。
あれ、ガイドさんオネエっぽいな。気になる。

どうやら連れてこられたのは今日宿泊するホテルらしい。なるほどなるほど。
おお、デポジットがいるんだね。外国みたいだな。本格的だ。
明々後日の朝迎えに来ると言われて解放された。ホテルの部屋は広い。
アレほど食事したのに時間が経っていたのでまた空腹に。ホテルの外に出る。

喧騒。人も多いし露天のようなものもたくさん。気分は盛り上がる。
せっかく外国風の町並みを模しているのに日本語の看板

しかし全体的な雰囲気は悪くない。「ブレードランナー」のよう。
信号が変わる時間が表示されていたり、SF感がすごい。

しかし信号は少なく、やたら多い車を避けながら歩かなければならないのが大変だ。

さあ夕食だ。今日はただただ食べてばかり。まあ食べるのが好きだから文句はない。
店員さんは皆海外の方のようだ。日本に来て間もないのか日本語は通じないようだ。
さもあらん。メニュー指差しとカタコトの英語で注文する。
プーパッポンカレーとやらが有名なようだ。頼むしかない。おお、ビールはシンハーがあるのか。
エビの揚げたのと一緒に頼む。

うまい。これはうまい。見た目よりもやさしい味。手を拭きながらカニをしゃぶりまくった。
白飯も頼む。タイ米だね。このカニにはよく合う。もりもり食べ、ぐいぐい飲む。

満腹になったら腹ごなしに散歩。
人は多く、町並みは明るい。こういう雰囲気はとても好きだ。屋台がとにかく多い。

妻は屋台でゆったりとしたパンツを買う。楽そうだね。
適当に歩いていると、ちょっとアダルトな道に入り込む。
パット…ポン…2…って読むのかな?本当は知っている。照れ隠しだ。
やたらと声をかけられるが、何を言ってるのかよくわからないのでニコニコしながら歩く。
ふと上を見上げると、半裸のお姉さんがビルとビルの間をつなぐ通路のような店で踊っている。
すごくSFだ。レプリカントがいてもおかしくはない。二つで十分ですよ。わかってくださいよ。
目の前をすごくスタイルのよい女性…女性?が、白の下着だけで歩行者に声を掛けまくっている。
私たちは楽しいけど、子供向けではない。大人のアトラクションだろうか。
セブンイレブンに入って見慣れないビールとスナックを買う。
部屋に戻って飲んだところで疲れが来て寝てしまった。

<続く>

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