皆さんおなじみの横山光輝著「伊賀の影丸」ですが、
主人公が伊賀忍者影丸なのはタイトルから推して知るべし。
さわやかな顔だち、多彩な技、どれをとっても主人公。
しかし子供たちの心をわしづかみにしたのはやはり
ダークヒーロー甲賀七人衆、阿魔野邪鬼(あまのじゃき)ではなかったでしょうか。
阿魔野邪鬼はそれなりに強いです。
生半可な技では倒すことはできません。
しかし阿魔野邪鬼自身がすごいキメ技を持っているわけではないので、
集団戦法(リンチ)やものすごいキメ技の前にあっては、
邪鬼は倒されてしまいます。
倒されてしまうばかりか殺されてしまいます。
死にます。
死んでしまいます。
しかし。
ここで終わらないのが阿魔野邪鬼。
邪鬼は、
3時間くらいすると、
ほっておくと、
そのままにしておくと、
生き返ります。
すごい技です。
そして邪鬼は生き返ると、前に殺された際の反省を生かして、
必ずその相手を倒すことができるのです。
ずるい。
真剣勝負の忍者対決の中にあって、
復習のできる阿魔野邪鬼。
しかし敵対することもあれば、時には手助けしてくれたりする邪鬼を、
子供たちは嫌いにはなれなかったものです。
でもあえて言います。
ずるいと。
ちなみに自称200歳
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