海外では大ヒットした映画ですが日本ではどうもいまいちだったこの映画やっと観れました。
製作のピータージャクソンが「あーオレもポールバーホーベンのスターシップトゥルーパーズみたいに人がちぎれたりするSF映画作りたいなー」と言ったかどうかはまったく定かではありませんが、基本的にはそういう映画です。
しかしなかなか面白かった。
いろいろな映画へのオマージュが垣間見えて、ピーターにしろ監督のニール・ブロムカンプにしろ映画好きながらタランティーノのようなスケベ心はなく純粋に作られてて好感。
「第5惑星」的な異種間友情だったり、「ザ・フライ」のような宇宙人「エビ」だったり、ミサイルを発射したら「板野サーカス」だったりと、SFやアニメが好きな人間としては盛りだくさんで満腹感ギッシリ。
最後のシーンで完全にエビと化した主人公が、ゴミの山から造花を作り愛でるシーンは大変によい。まるでチャップリン映画のワンシーンのよう。
有名な役者など一人も出ていないが、そんなもの必要ないことを深く感じさせてもらえます。映画ってやっぱりプロットなんだなと。
この映画は監督の自作短編映画「アライブ・イン・ヨハネスブルグ」の自己リメイクなんだそうな。それも観てみたい。
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