怪奇!呪いの生体実験(原題 The Frozen Dead)という映画は1967年の古典ホラー映画。
今観ればもちろんしょうもない。
名優ダナ・アンドリュースが出演しているとはいえ(この人仕事選ばない。こんだけ大作にも出てるのに結構名が売れてからもB級映画に出てる。えらい。)ストーリーはかなりチープだ。
ざっくり説明しよう。
ナチスの残党が大戦末期に冷凍保存しておいた優秀な兵士たち(笑)を復活させて第三帝国の復興(笑)を企む。将軍の下解凍実験をくりかえす博士だったが肉体に反して脳は復元しないのだった。狂った兵士たちを前に途方にくれる博士と助手。正気を失った博士の助手は遊びに来ていた美しい姪(笑)の友人である女性を手に掛け頭部を生かし脳の研究を博士に要求する。それでもはかどらない実験とは裏腹にその女性の頭部は超能力に目覚め(笑)迫る危険を博士の姪に伝えて…。
すばらしい。
ナチス第三帝国の復興。人体の冷凍保存。人体実験。超能力。サスペンス。そしてメロドラマ。
ここにはすべてがある。
こういう映画をいつだって観たい。テーマの滑稽さの反面悲しくなるほど淡々とシリアスな演技は、本当にこれこそが映画だと思う。
こういう映画をいつだって観たいんです。ホントに。
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