2015/03/28

弱った心にタンク・タンクロー

私たちの世代で、
ロボットの友達が助けてくれるなんていうと当然ドラ○もんなんでしょうし、
もう少し上のお兄さんだと鉄○ア○ムだったりするのでしょうが、
私たちのお父さんやお爺さんの世代なら、

だんぜん、

完全に、

圧倒的に、

この人(?)だったのかもしれません。



「僕はタンク・タンクローという豪傑でござる。
これからうんと暴れるのでござる。」

すばらしい。それは当然「ブッタマゲタ」となることでしょう。

「こりゃ変わっているなう」
いいですね。

丸い体に8つの穴。そこから顔や手足はもちろん、
ありとあらゆる武器やパーツが飛び出してくる。
誰もその全容を把握していないし、説明するつもりもない。

作者は水墨画家でもあった故阪本牙城先生。
このSFかつオフビートなギャグのセンスはどうやって磨かれたのでしょう。

科学も技術も発達するにつれ、想像力はどんどん失われていくのかもしれません。
なので時々は、こうした作品からパワーをもらいたいと思うのです。

やさしくて強いタンク・タンクロー
やさしいのだけど強いが故に、ほんの少し弱いものへの配慮が雑なタンク・タンクロー



引用: タンク・タンクロー / 阪本牙城

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