2006/09/29

暗黒の木曜日

というのは世界恐慌の発端となった1929年10月24日ウォール街での株価の大暴落の日のことでブラックサーズデーと呼ばれています。
そんなかつての流行語「花モク」が出てくるまで、かわいそうだった木曜日ですが家庭用ゲームソフトの発売開始日というのは木曜が通例なんだそうです。
万が一人気で売り切れても金曜に増産出荷できるようにとのことで、なるほどなるほど。取引先のゲーム狂の方に教えていただきました。
ゲームね。私は最近のゲームはやりません。いや間違い。やれません。難しすぎて。反射神経も器用さもない私が今のゲームだなんて。ボタンが多すぎるよ。アホか。マニュアルがあっても絶対に私はガンダムは運転できません。
てなわけで長年古い家庭用ゲーム機を集めている。インテリアとしてもかわいくていいと思うんだけど。
ファミコン、セガマークIII、マックスマシーン、ぴゅう太、MSX、セガSC-3000、カセットビジョン等々。
その他AppleやCommodoreやATARIのPCまで入れたら何台あることやら。
今日も今日とてファミコンでテニスをやるのだ。なんて完成されたゲームだろう…。
20060928-game1.jpg 20060928-game2.jpg 20060928-game3.jpg 20060928-game4.jpg 20060928-game5.jpg 20060928-game6.jpg 20060928-game7.jpg
ふふかわいいやつらめ


2006/09/28

水曜日には鼠を殺せ

という題名だと故グレゴリー・ペックに失礼かもしれませんが、なんとなく。
土曜日のイベントが終わってから4日しか経ってないのに、それはもうあらゆるプラスとマイナスが波となって押し寄せてくる。月末ですから忙しいのは当たり前。そんなんいいんですけど、何でかいろいろ起こる週は起こるしそりゃしょうがないわけで。
それらのひとつひとつにもちろん何らかの対応をするのだけど、自分がどんだけ人の心のない怪物なのかと思うようなこともあれば、何も考えられなくて自分でも信じられないほど無神経なこともしたり。これまであらゆるものを捨て去って保ってきた自分の何と空虚なことか。
もしかすると最後には何も持たずに終わっちゃうんだろうなと思うこともあるけれども、それでも人並みに執着心もあるわけで。ただ何を手に入れるか残すかがはっきりしていないだけと信じたい。本当は決まっているんだろけどね。
また精神論みたくなった。そう日記だからね。
後悔なんざ10年前に終わらせてきたよ。できることだけ最大限やってあとはさようなら。この最大限が最難関だからみんな苦しんでるんだろうけど、終わりをみながら始めればそれもない。イケイケで行く。
20060928-ikeike1.jpg そうこんなふうに


2006/09/26

イベントは祭りそして祭りの後はさびしい

1年半ぶりの新宿Shufflebeatのイベント。scumpotは緊急出動してきた。
最近はロックバーのShufflebeatよりもその下の兄弟店であるジャズバーRockin'Chairで飲むことが多いので(近頃は飲んでるときの大音量がつらいから)受け入れてもらえるか心配だったけど、盛り上がってくれてよかったわぃわぃ。
いつもどおり今回の映像もHPで観れます。
https://artist.potkitchen.com/scumpot/
で観てみてね。感想お待ちしてるわアタシ。
20060926-scumpot20060923_006_0001.jpg 20060926-scumpot20060923_009_0001.jpg 20060926-scumpot20060923_013_0001.jpg むいたよ牙は
このイベント150人近く入って大盛り上がり。実に笑えるエピソードも数多くあったんだけど、ネットに書いても面白くないから知人の方は直接お聞きくださいまし。そのほうがダイナミックに伝えられそう(^皿^)会えない方はごめんなさいね^^


2006/09/23

【緊急出動】ライブ告知 9月23日(土)新宿Shufflebeat

急ですが、scumpotは新宿Shufflebeatと新宿Rockingchairの合同イベントに緊急出動します。
SAMONIGHT Vol.1
19:00〜05:00 / scumpot: 21:30〜
ADV : 3,500 JPY / DOOR : 3,800 JPY (飲み放題)
新宿区 歌舞伎町1-7-5トーシンビルB1
03-3205-2055
JR新宿駅より徒歩5分
JR新宿駅歌舞伎町方面の出口を出て、靖国通りを渡り、コンビニがある角から「さくら通り」を入って100mほど歩き、コマ通りと交わる十字路の手前右角B1です。
20060808-scumpot_pic.jpg 20060921-kiba.jpg20060806-itabashi3.jpg 一時的に牙をもどします


2006/09/21

ライブ告知 10月7日(土)渋谷club asia P

scumpotは10月7日(土)TECHNOPOLITIQUE 06’ feat. "TECHNO 4 POP"に参加します。
テクノ・エレクトロポップ専門レーベルのT4P recordsをfeat.したひさびさの完全テクノ系イベントです。こんなかわいいイベントに凶悪なscumpotが出てもいいのかな。
scumpot@potkitchen.comまでメールいただければチケット取り置きしますので、みなさまこぞってお越しくださいね。

TECHNOPOLITIQUE 06’ feat. "TECHNO 4 POP"
2006.10.7.sat club asia P
OPEN: 17:00 / START: 17:20 / scumpot: 17:55〜(早めですがよろしくね)
ADV : 2,000 JPY / DOOR : 2,500 JPY (ドリンク別)

LIVE: LIVE: scumpot / べスパ☆くまメロ / applehead / SUPER BELL / FAMILY COMPEAT / コスモワークス / nuworx
詳細情報は
http://www.clubasia.co.jp/schedule/event.php?se_space=p&se_time=live&event_id=975

club asia Pへの地図は
http://www.clubasia.co.jp/schedule/map.php?se_space=p&se_time=live
でどうぞ。
渋谷駅ハチ公口から道玄坂を上がり、「道玄坂五差路」交差点を右(セブンイレブンのある方)。
坂を下りていくと、右に入り口が見えてきます。
20060808-scumpot_pic.jpg 20060806-itabashi3.jpg20060921-kiba.jpg 今回は牙を抜くぜ


「夏の思いで」という

のは、つげ義春の漫画なんだが、好きとは言えないまでも気になる。「ねじ式」や「必殺するめ固め」でもぜんぜんいいのだけど、日常の中でつい触れるたわいもない負の行為とそこから生まれる不安感に感情移入してしまうのかな?
別に作品評をしようと思ったのではなくて本当にこの夏のことを考えていたら単にこの題名を思い出しただけなんだけど^^
この夏はいろんなことがあったなと。病気も怪我もしてしまったし人を傷つけたり迷惑もかけたりして負も多かったけど、少しは人の力になれたり、はじめたことが少しずつ形になってきたり、そしてこれまで経験したことない気が遠くなるほど幸せなこともあった。芯がズレなければこれからどんどんよくなって行くはずだと信じるしかない。前を向くほか方法はない。
つげ義春の漫画で一番好きなのは「ヨシボーの犯罪」。こういう夢を私はよく見る。私はとにかく夢見が悪い。8割は確実に悪夢またはそれに近いものなのだけど、ぜんぜん現実味のない映画などよりも基本自分の記憶に根ざすこの悪夢というやつはとにかく怖い。
夢というのは短期記憶を長期記憶に保存しなおすための整理なんだそうだけど、よほど自分の長期記憶のあちこちに負の記憶がちりばめられてるのかななどとイヤな気分にもなったり。とはいえパソコンのように削除も最適化もできないので、あとはいかに負よりも正の記憶を増やすかしかないんだろうねぇ。
そういう正があることに今更気づいてるなんてろくなもんじゃないけど、知らずに終わらなかったことを素直に喜ぼかな。「考えてみりゃあもともと考えることなんかなかったのだからね」(「もっきり屋の少女」)
「ああ嬉しくなっちゃった」「よしみんなに教えてあげよう」(「ヨシボーの犯罪」)
20060920-tsuge1.jpg 頑張れチヨジ 20060920-tsuge2.jpg もりもり
しかし思わず間違ってつげ義春の後に徳南晴一郎の「人間時計」を読んでしまって変なんなっちゃったりもするのだ^^;そういうもんだ。


2006/09/14

ことの終わり

ぎゃー!終わった!
先週月曜からの怒涛の5案件リリースがやっと終わったのよ。いやはや働いた働いた。
まあ土曜日休んだし、金土日月とすべて朝まで飲み続けていたり、他にもいろんなことがあったんだけど、何かまじめに仕事もしていたりで、とにかくメリハリのある週だった。これはかなり「いい」のかも。明日が見えるわけじゃないけど、今が「いい」のもこれはまた大事だ。
…と思ったら何か忘れてた。そうだスカムポットだよ。
来月のライブ用に新曲と映像を上げなきゃいけないのに気がつくともう週半ば。早くやらないとまた別の仕事のリリースが3件迫っている。さあどうなる。どうなるじゃないさっさとはじめなさいよ。
あっそうだ9月23日の新宿シャッフルビート・ロッキンチェア合同イベントにも出るんだった!忘れてた!忘れるな!そうだヘルプでドラムのコピーも4曲やってあげるんだった!忘れてた!忘れたい!
などど、ちょっと気持ち悪く無理やりテンションを上げてみたりするんだけど、実はこれくらいは楽勝だな、などと思っている余裕な自分もいたりするんだ。
分裂してるのかね。まぁいいじゃない制御下にあるから何の不安もない。分裂を再構築を繰り返しながら、私たちは幸せになろうとするんだ。
20060913-bunretsu.jpg 分裂と 20060913-saikochiku.jpg 再構築しながら帆を進めろ


2006/09/12

終日パン食禁止(除くカレーパン)

みなさん知ってましたか毎月12日はパンの日なんですって。1842年4月12日が日本で初めてパンが焼かれた日なんだそうで、それなら4月12日をパンの日にすればいいのに、パン食普及協議会が勝手に毎月12日をパンの日にしたんだそうな。
皆さんはパンをどれくらい食べますか?
私は幼少時はパンの国にいたのでそれはもう毎朝パン。もちろん昼や夜もかなりのパン率高め。そんな私ですが、帰国してからはあまりパンを食べません。
なぜか?
だって日本のパンまずいんだよ。まあパン屋さんで焼いてるパンはいいんですよあれはちゃんとしてて。でもコンビニとかで売ってるのはいまいち好きでない。パン屋で焼いてるパンでも食パンはどうも好きになれない。基本的にがちがちに焼いたパンが好きなので。口の中切れるくらい固いのがいい。
ただひとつだけ別格なのがカレーパン。あれは好きだ。何故かわからない。何故か好きなのです。恋愛と同じで「なんで好きなの?」と聞かれても答えにくい。「好きだから好きなんだよ!」としか。しかしこういう理屈じゃない好きというのはこれこそが本当の好きであって、理由のわかっている好きなんて理屈から誘導されただけのものに過ぎないわけで。だからカレーパンを食べるのだ。
といっても別に食べ歩いてるわけじゃないので、好きなカレーパンはアンテンドゥのあっぱれカレーパン。辛すぎず脂っこすぎず。ゆで卵と野菜がよい。
皆さんのお勧めカレーパンがあったらぜひ知りたいパン。
20060914-appare1.jpg 20060914-appare2.jpg うまいぜあっぱれカレーパン


2006/09/10

テリー・ギリアムイズバック

遅ればせながらローズ・イン・タイドランドを観て来た。行こう行こうと思っていながら気がつけば昨日で恵比寿ガーデンシネマは最終日。ぎりぎりで間に合った。
私はテリー・ギリアムという人の映画が好き。憎しみつつ愛しているという感じだけど、この人の暴走するイマジネーションについ共感してしまうのだ。これほど純粋に愛というものを切り取って見せる映画作家を私は知らない。たとえそれが無知から来るものであっても。
映画はギリアムらしくとんでもなくヤバい。名優ジェフ・ブリッジスをこんな扱いにしてしまえるその感覚からいってもはや誰もギリアムを止められないのだ。とめどなく次々と現れるテーマもやもすれば単調になりがちな展開のなさを補って余りあるどれもこれもが、純粋ながら負の力をいや増しに増して疾走していく。ああたまらね。
さらに全編を通して圧倒的に存在するジェライザ=ローズ役のジョデル・フェルランは澄み切った目でその狂気を引き立てるとか引き立てるとか。
映画館を出て最初に出た言葉は「ダメだよこんな映画作っちゃ。」そうダメだよこんなん作っちゃ。絶対にオレ観ちゃうに決まってるじゃない。
恵比寿と新宿は終わってしまいましたが、まだ銀座テアトルシネマで公開しているので、このどうしようもない不安感を美しい映像で見たい方はぜひ^^
20060909-rose1.jpg 20060909-rose2.jpg 20060909-rose3.jpg 20060909-rose4.jpg


2006/09/07

梁小龍にみるカンフーハッスル評

カンフーハッスル(原題:功夫)という映画は、香港映画ファン、カンフー映画ファンにはどうも賛否両論なようですが、私はそれなりに違う見方をしています。
サイトなどを見ていて否定派の方々の意見でもっとも多いのがCGの使いすぎ、というもの。なるほど。
これは間違いなくジャッキー・チェンこと成龍の作ってきた流れで、私もいちジャッキーファンとしては理解できるところです。しかしながら香港映画はそれだけではありません。日本映画がシチュエーションやアングルに凝りに凝りまくっていた頃(特撮映画は別として)、香港映画は惜しげもなくワイヤーアクションを使いまくっていたわけで、その進化形としてCGに移行するのもこれまたいいのではないかな、などと思うわけです。だいたい生身アクションはすっかりタイのトニー・ジャーに最近持ってかれちゃってるでしょ!

スティーヴン・チャウこと周星馳(チャウ・シンチー)という人は頭のいい人のようで、そうした香港映画へのオマージュを欠かさない。自分でも正統な香港映画シーンの継承者としてのプライドが感じられてよい。説明の多い台詞まわしも香港映画の特徴ですよね。ホイ三兄弟やその他の香港映画、もちろんジャッキーへの深い敬愛が見えるので、ただただ映画好きでポリシーなくオマージュと名づけたパロディをばらまくタランティーノなんかとはその深さで差を感じるわけです。

そして周星馳がこのカンフーハッスルという映画でもっともすばらしい仕事をしたのが、最強の敵役としてブルース・リャンこと梁小龍を起用したことではないでしょうか。

70年代からアクションスターとして活躍した梁小龍。出世作である「必殺ドラゴン鉄の爪」(原題:生龍活虎小英雄)は、そのスピード感、迫力ともに香港カンフー映画史上最高作と言われるのも決して間違いではないと思います。私も最後に見たのはもう10年近く前ですが、何しろアクションが激しすぎて香港でさえ上映禁止となるほどだったそうで。しかし確かに梁小龍の美しい跳躍と回し蹴りは必見。観たことない方はぜひ探してみてください。

梁小龍の欠点といえば唯一です。それは、
「顔がかっこよくない。」
致命的かもしれませんが、まあ…。

そんな梁小龍ですがカンフー映画の凋落とともに出演作は減り、88年のロレッタ・リー主演で日本公開もされたチャイニーズ・ゴースト・バスターズ(原題:猛鬼佛跳牆)での出演を最後に銀幕からは遠ざかっていましたが(今回これを書くために調べたら武術指導もしてたんですね)、15年ぶりに銀幕に引っ張り出してくれたわけです。しかもこの人演技も上手いんだ。目元の使い方が絶妙なんですね。

今回改めて梁小龍について調べるにあたって、ワンチャイ資料室梁小龍(ブルース・リャン)の小部屋 にお世話になりました。知らなかった新事実もたくさん載っていて勉強になりました。
null 20060907-kungfu3.jpg 名作「必殺ドラゴン鉄の爪」必見。しかしこの映画に鉄の爪は出ない


クマが吼える

クマさんの声が一番でかくて、私を含めFC東京ファンの皆さんはほほえましく観ていたかもしれない。
あ、アジア杯予選日本×イエメン戦でのオシムJAPAN大熊コーチ(前々々FC東京監督)のことです。
試合自体は決定機を外しまくってイライラするものでしたがクマさんの活躍にほんの小さじすりきり一杯ほどですが救われました。高地できついのはわかるけど、もっと効率よくやらんかいボケ…と思いながら見てたら我覇那がいい飛び出しからボールの方向を変えて流し込んでくれた。一安心。オシム翁もほっとした表情。

今週は週初に風邪か喉を痛めてしまったものの、ライブも終わり仕事週に入ったので仕事仕事。あまり十分に飲みにいけていない。そうはいっても飲まずにはいられない。ちょっと時間があけば外に飛んでいく。時間が空かなければ飲みながら仕事をする。事実今もそう。
夏はたくさん飲んだ。昨日も連れと「この夏俺らどんくらい飲んだんでしょね」と話す。どんくらいだろう。とにかくたくさん飲んだ。これじゃまんま松本零士の大四畳半大物語。一番行ったであろう新宿ロッキンチェアでも8月だけで6本くらいボトル入れてる。週二くらいしか行ってないのに店でしか飲まないのに。
最高でしょ?
最高だよね?
まだまだ暑い。飲まなきゃやってられない。箱で買ったコロナももうあと4本だよ。20本どこ行ったんだ。
20060906-corona.jpg 夏はコロナでいんじゃねの


2006/09/02

激痛と快楽は一緒に訪れる

天気も不安定な中、ライブに来てくださった皆様ありがとうございました。
親指のほうですが何とかひとライブ持ちました。テーピングでがっちり固めてバキバキと。しかしその結果、今現在右手親指はパンパンに腫上がり、痛み止めも効かない有様ですが、それでもかなり楽しい演奏ができたような気がするのでよしとします(^^;)
いつもどおりHPのほうに動画アップいたしました。ぜひ見てみてくださいね。
https://artist.potkitchen.com/scumpot/
ちなみに映像をダブルクリックすると全画面表示になるです^^
今回はごじろ撮影と箱撮影両方あるのですが、とりあえずごじろ撮影から!
次回のライブは10月7日(土)club asia Pです。
完全テクノイベントだそうなので、ちょっとアレンジ変えるかも!
お時間あったら是非おいでくださいね^^
20060902-20060901-1.jpg 20060902-20060901-3.jpg 20060902-20060901-5.jpg 指が折れそう…