見た目のイメージとずいぶん異なることもありまして、
すっかり鉄板ギャグか何かかと勘違いされがちな私のプロフィールの中に、
「幼少期をオーストリアはウィーンで過ごした」
というものがあります。これは本当です。実は本当なのです。
こんな感じです。
これは住んでいたグリンツィングにて38番の市電と撮った写真です。
とっても可愛いですね。こんなかわいい子供は見たことがありません。
81年頃でしょうか。36年前ですか。えらい昔ですね。
さて前置きはともかく、私は1982年に日本に帰ってきたわけですが、
約35年ぶりに行ってみようと思ったわけです。
何とか12月17日~12月24日休みを取りました。
残念ながらオーストリア航空によるウィーン直行便は今年2016年9月をもって
運休してしまったようです。あとちょっともってほしかった…。
今後はグループ会社であるルフトハンザかスイスエアでドイツまたはスイス経由で行くことになりそうです。
ツアーを調べていたらドバイ経由なんてのもありこちらは少しお安かったですね。
私たちはチューリッヒ経由でウィーン入りすることにしました。
どうやら成田=チューリッヒ間を買うと無料でウィーン行きをつけられるとのこと。ほー。
てなわけで面倒ながら成田までいってこれに乗ります。
6:30に家を出て7:31分東京~成田の成田エクスプレス。
ちょっとバタバタした。成田は遠い。キューバは羽田だったので楽だったな。
ついて面倒なのはやなのでもったいないけどいくらかユーロに両替しておく。
11:05成田発で16:00頃チューリッヒ着。時差8時間だから13時間くらい?
チューリッヒでタバコ吸いだめて17:30発ウィーンに19:00着。
総行程(待ち時間抜いて)14.5時間てとこですか。
今年はカナダ周りでキューバ行ったのでそれほど長くは感じませんでした。
さて。
さてさて。
さてさてさて。
前回のキューバに引き続き、今回も見事に問題が起きました。起きましたよ。
そう。
そうです。
荷物です。
荷物が出てこないのです。
最初は二人で「まさかねー」なんて言っていましたが、
どんどん人はいなくなり…。
ついに荷物は出てこない。
もしかしたら出てくるかもという期待とともに妻をそこに残し、
私はトボトボとLost+Foundと書かれた窓口まで歩くのです。
オーストリア空港の窓口でいいのね。グループ会社だものね。
正直まだ脳が切り替わっていません。
機内でかろうじてビールなのかビーフなのかパスタなのかを伝える程度しか
外国語脳になっていないのです。
必死に切り替えながら、片言の英語とドイツ語で必死に窓口の姉ちゃんに
「赤いスーツケースなくなたよ。ホテルここよ。届けてほしいよ。」
と伝えるのです。
なんとか伝わったようで、追跡番号やら連絡先やら追跡情報を見れるURLやらの
印刷された紙を渡され、私は捨て台詞のように「連絡よろしくね」と言うほかないのでした。
姉ちゃんの返事は笑顔で「OK!」
ええ。
そうでしょうとも。頼むよ。
また前回のキューバの経験がありましたので、数日分の服はリュックに入れてきましたよ。
それにしてもねえ…。
年に珍しく二回も海外旅行して、二回ともロストってどうですか。
しかし悲しんでばかりもいられないので、気を取り直して空港を出ます。
あれ。
入国審査とかないんだ。
日本やキューバの入国審査のイメージがあったので拍子抜け。
荷物検査もないし(スイスでのトランジット時にはありました)こんなもんなのね。
そのまま外に出れちゃってやや落ち着かない感じ。
さてどうやって市内に移動したかというと、タクシーでも拾うか…と思ってたら
アダムス・ファミリーのフェスター似のおじさんが「タクシー?」と聞いてきたので
「いくら?」と聞けば40ユーロと。
高いですね。
他の方法だともっと安く行ける。
しかし荷物の件で脳をフル回転させていたので疲れていました。
ついそのフェスター似のおじさんに身をゆだねることに。
「これ大丈夫?」と聞く妻に「どうだろうねぇ」と力なく答える私。
結果としては、大丈夫でした。地図見せたら地図見ながら運転するなど
ビビりはしましたが、最後には名刺もくれたりしていいおじさんでした。
疑ってこっそりGoogleマップチェックしてたりしてごめんなさい。
高かったけど楽ちんでした。ホテルの前まできちんとつけてくれてひと安心。
ホテルの兄ちゃんの笑顔も疲れた私たちにはありがたい。
ホテルはRathaus(ウィーン市庁舎)のすぐそば。
荷物を置いて、もとい手荷物だけを置いて、シャワーを浴びたらもう21:00。
もう今日は寝るだけだけど、すぐ寝てはもったいない。
ちょっと外に出る。
寒い!寒いね。まあ予想していたのでダウン装備済みです。
さあ。
とうぜんこれでしょうが!
Rathaus近くのCafe Eilesに入る。あーそうだったなこっちは空いてる席に適当に座るんだったな。
席に座ると愛想のよいお姉ちゃんがきて「英語のメニューいる?」と。一応もらう。
ドイツ語メニューを見ながら念のため英語メニューでも確認するというよくわからないことをしながら、
最終的にはドイツ語メニューで注文。まずはビールと…
グラーシュ…
フリターテンズッペ…
シュニッツェルとブルスト!ポテトサラダはシュニッツェルに勝手についてくる。
私はこの「ウィーナーシュニッツェル」という食べ物が、世界で一番好きなのです。
鰻と同じくらい好きなのです。同率一位なのです。
ただ量が多い。腹苦しい。
このあとワインをEin Viertel(4分の1リットル)とEin Achtel(8分の1リットル)飲んだら
もう酔ってきました。疲れてたかな。
気持ちよく飲んだのでおつりはチップにしてヘロヘロと帰宅。明日は朝から予定があるので
0時前には就寝したのでした。
(1日目終わり、2日目に続く)
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