安東文吉の遺訓

「日本一首継親分」と呼ばれた、幕末の博徒でありながら十手取縄も預かった大親分、
安東文吉の遺訓。賭場をビジネスや社会に変換して読む。

博徒は長脇差を差すべからず。
賭博は金銀を得ることを目的とすべからず。
負い目の客人には意見して一時勝負を手控えさせるべし。
喧嘩訴訟はなるべく和解せしめ公平に扱うべし。
凡そ何事の斡旋にも手数料を取るべからず。ヒマをいうなかれ。
自分ばかり善い人になるな。
飲酒して賭場に出入りすべからず。
道を歩く時は肩で風を切るな。

引用： 遠州侠客伝 / 村本喜代

ベンチャーが陥りやすい穴を警告してくれているようです。
また政治家もこれを読んで何か感じるべき。