2011/08/25

ふたつで十分ですよリターン

大好きな映画のひとつ「ブレードランナー」ですが、
以前こんな記事 ふたつで十分ですよ 2008/11/28 を書きました。
しかし、今日ボケーとこの映画を観ていてふと気がついたことがありました。

スシマスターが言ってるとされる名台詞
「わかってくださいよー」
は、よくよく聞くと
「まかしてくださいよー」
のようでした。
ネットで調べると確かに「わかって」ではなく「まかして」のようです。知りませんでした。
確かに会話の流れから言うと「ふたつで十分ですよ」に続く台詞ではなく、
デッカードの「Noodles(麺)」という追加注文に対して「まかしてくださいよー」と答えてるよう。

毎年1~2回は見直してしまうこの30年も前の映画には、まだ新しい発見がある。
ふたつで十分丼(ワークプリント版) 黒いエビっぽい
ふたつで十分丼(未公開カット版) グロい魚っぽい
スシマスター近影 演ずるのはロバート・オカザキ
麺をすするデッカード



2011/08/22

いろいろ残念くんのうた

ドン ドンガラ ガシャーン×2

そう僕は(君は)残念くん
友達いない(いない) 友達いたことない
作ろうとしたの数万回 うまくいかないの十万回
上を向いたら財布落とす 足元ならせば釘を踏む
仕事は日払いテントの設営 今でも実家住み
悩みは相談しない そもそも悩みにすらなってない
狂えるほどにも生きてない だから大して辛くもない

いるだけで(だけで)残念くん
恋人いない(いない) 恋という字書けない
作ろうとしたのもちろんない 想像する気もすでにない
電車座ったら怒られる 席譲ればまた怒られる
仕事がない日は家にはいれない ただただ公園に
悩みは相談しない そもそも悩みにすらなってない
狂えるほどにも生きてない だから大して辛くもない

狂えるほどにも生きてない だから大して辛くもない
ゼンゼン大丈夫デす

2011/08/05

フ事記 (フジロックフェスティバル)

アマツカミ達は、イザナキノミコトとイザナミノミコトに「この漂う国土をあるべき姿に整えなさい」と命じ、アメノヌボコをお授けになりました。
二神は天の浮橋の上にお立ちになり、そのヌボコで国土をかきまわし、
引き上げるとその先から滴る塩が積もって島になりました。
これをナエバといいます。
二神がナエバに降りてみると、そこにはフジロックフェスティバルがありました。

二神がフジロックを回り出合った時に、まずイザナミが声をかけそのまま交わると、
生まれた子は、オアシスとところ天国でした。

二神は困りアマツカミに相談すると「女性が先に言葉を言ったのが良くなかった。もう一度やり直しなさい」と命じました。
そこで再び二神はフジロックをめぐり出会いをやり直し、今度は先にイザナギが声をかけ交わると、次々にステージが産まれました。
グリーンステージ、次にホワイトステージ、レッドマーキー、フィールドオブヘブン、ジプシーアバロン、オレンジコート、苗場食堂、デイドリーミングといいます。
この八つのステージがまず生まれたので、オオヤシマノクニといいます。

それから御帰りになった時に、ルーキーアゴーゴー、クリスタルパレス、木道亭、ピラミッドガーデン、カフェドパリス、富士映劇の六ステージが産まれたのです。



今年も行きましたFRF。今年は土日参戦。
しかし出発前夜からニュースを流れるのは新潟・福島の大雨災害。
また当日もTwitterやニュースサイトを流れる通行止めや土砂崩れの情報は、
私たちをなかなか東京から出発させないのに十分なものでした。
それでも勇気を出して11時に出発。
いざ出発してみると、関越自動車道はガラガラでスイスイと進める。
気がつけば15時前には現地入りして、さっそくキャンプサイトにテントを張りました。


国産みに続き多くの神を産む中、イザナミは火の神であるカグツチを産み女陰を焼き、病気になりやがて亡くなりました。
イザナギはイザナミの死に涕泣し、この涙からビールが生まれた。
イザナギは腰につけていたトツカノツルギを抜いてカグツチの首を斬りました。
殺されたカグツチの頭から産まれたのが YMO である。
次に胸から産まれたのが BATTLES である。
次に腹から産まれたのが eastern youth である。
次に陰部から産まれたのが CONGOTRONICS vs ROCKERS である。
次に左手から産まれたのが NO AGE である。
次に右手から産まれたのが ASIAN DUB FOUNDATION である。
次に左足から産まれたのが MOGWAI である。
次に右足から産まれたのが Chemical Brothers である。



到着した土曜は最初雨は降ったものの、夜は比較的晴れ気味。涼しくて心地よい。
仲間と合流してバトルズ観て飯食ってADFなめのCONGOTRONICSへ。疲れて就寝。
日曜は早朝に大雨。だんだんと晴れては来たものの夜は寒かった。
昼頃からだらけつつ活動開始してNO AGE~eastern~MOGWAIチラ見で目的のYMO。
有名曲の中、きちんとTAISOやCUEもやってくれて最高でした。
飯買ってChemical観てたら寒くてしょうがなくなる。THE MUSICを待たずして就寝。
今年は雨もあって恒例の昼寝がほとんどできず、その分夜眠かった。


イザナギは亡くなったイザナミに会いたくなり黄泉国を訪れました。
戻ろうというイザナギに対しイザナミは「黄泉国の食べものを食べてしまったので、黄泉の神と相談しますからその間私の姿を見ないでください」と告げるも、待ちきれなくなったイザナギは櫛の歯を折り火を灯して入ってみると、愛しい妻にはウジがたかって「ころろ」と鳴り、身体中に八種の雷神が成り出でていたのです。
それを見て恐れたイザナギが逃げ帰ろうとすると、イザナミは「よくも私に恥をかかせたな」とヨモシコツメを遣わせて追いかけさせました。
そこでイザナギはタレカツ丼を取って投げると、これを追手が拾って食べている間に逃げ延びました。しかしまた追手が来たので今度は台湾チャーハンを投げると、これを追手が食べている間に逃げ延びた。
そして身に着けていたぐるぐるウインナーを抜いて後手に振り払いながら逃げ、さらにタレカツ丼を投げつけると追手はことごとく逃げ帰ったのです。
最後にイザナミ自らが負ってきたので大きなチビキノイワで塞ぎおましたところ、その岩を挟んで二神は向き合いイザナミはこう言いました。
「愛しい夫がそのようなことをするのなら、あなたの国の焼酎水割を一日に千杯飲みましょう」
そこでイザナギはこう言いました。
「愛しい妻がそのようなことをするのなら、私は一日に千五百杯のビールを飲んでみせるぞ」
このようなわけで、一日に必ず千杯の焼酎水割が飲まれ、一日に必ず千五百杯のビールが飲まれるようになったのです。



結局滞在中全部で六食食べたのだけど、タレカツ丼が気に入りすぎて、うち三食タレカツ丼。ビールも飲んだし焼酎も飲んだ。最近酒量を減らしているのであっという間に酔う。
月曜の朝、テントから這い出すと空は快晴。
終わってから晴れるのもアレだなぁ、と思いながらも片付けの時に晴れてるとありがたい。荷物をしまうと玉子丼とコーヒーをかっ食らって、フジロックを後にするのでした。

その後湯沢で風呂に入ってへぎそばを食べたり、さらに高速飛ばして魚沼市の永林寺に行って石川雲蝶の彫刻を見たり、人気のない苗場を横目に湯宿温泉へ行って温泉に浸かったりするのですが、それはまた別の話。