2010/07/24

たった今捨てたばかりのソファ椅子が

持っていかれました。

本日粗大ゴミを出したのです。
・ソファ椅子×2 ・DVD/HDDレコーダ×1 ・VideoCDプレーヤ×1
・ビデオデッキ×2 ・電気ストーブ×1
というラインナップを、4階のわが家から階段3往復して。

持病の腰痛を軽く再発させつつも何とか完了し、水シャワーで汗を流してから、
タバコを吸いに屋上に上がる…と、そこで目を疑うことに。
なんと眼下には、たった今出したばかりの椅子を自転車にくくりつけている二人組が。

二人組はカップルでした。年の頃なら二十代後半くらいでしょうか。
一人がけの椅子ですが、中は木枠でそれなりに重いこともあって、自転車の後部荷台になかなか固定できずあせっているようでした。
少し恥ずかしいのか二人ともキョロキョロしていましたが、まさか屋上からくわえタバコでガン見してる金髪坊主の太った中年がいるとは思いもよらなかったでしょう。
人生とはえてしてそうしたものです。周りは見えていても、なかなか上には意識がいかない。
しかしあせっていながらも、これは夏の光景。
夏は二人のテンションをいや増しに増し、何だかひどく楽しそうでした。

5分ほど椅子と荷台と格闘していたでしょうか。何とか満足のいく固定ができたらしい二人は、それぞれにデカい荷物を背負った自転車にまたがり、これまたフラフラとマンションの前を立ち去っていったのです。特に女子チャリは相当なフラフラっぷりでしたが、それでもキャッキャと楽しそうに去っていったのでした。

一度捨てたものですから、誰がどうしようと私は知ったことではありません。
自治体も回収シール代をタダ取りできたのですから、うるさいことは言いますまい。

でも私は何だか楽しそうな二人を見ていて、とても嬉しい気持ちだったのです。
見知らぬ二人の夏の思い出に、微力ながら貢献できたような気がして、とてもとても嬉しい。

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